この記事では、派遣会社でのスキルチェックの内容や練習・対策について、長く派遣さんと働いて派遣社員の生態に詳しい筆者が解説していきます。
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派遣会社のスキルチェックって何?なぜやるの?
派遣会社のスキルチェックって何?
多くの派遣会社では、登録をする際に登録者のスキルを図るテストをおこないます。これを「スキルチェック」と呼びます。
タイピングを始め、色々なスキルチェックがあるので、具体的な内容は後ほど説明します。
派遣会社のスキルチェックはなぜやるの?
スキルチェックの目的は、派遣会社が応募者のスキルを把握する為です。
「テストとかイヤだし、得意なことや出来ることはお伝えしますから!」と思った人もいるかもしれません。
しかし、登録者から「パソコン出来ます」「英語が得意です」と言われても、どれぐらい出来るのかは、人それぞれ「出来る」と思うレベルが違うので、バラツキが出ます。
また、出来ると言っていても実際にやらせてみると出来ない、と言ったトラブルがあると困ります。
そこで、派遣先とのミスマッチを防ぐ為にも、どういうスキルを持っているのかを、派遣会社がきちんとテストして、スキルを把握するのです。
スキルチェックは、派遣会社の為だけでなく、あなたの為にもなります。
例えば、タイピングが早かったり、他の人より高いスキルを持っていれば、倍率の高い求人でも選んでもらいやすかったり、派遣先に「この人は◯◯のスキルスコアが他の人より高いです」と推薦してもらうことが出来ます。
スキルチェックは、派遣会社によって細かくは異なりますが、大枠としては、同じような項目をチェックされます。
これについては、次の項目で詳しく説明していきますね。
ちなみに、スキルチェックは、スコアが低いからといって、派遣会社に登録出来なくなることはありません。
が、より条件の良いお仕事をゲットする為には、出来るだけいいスコアである方がいいので、事前準備をしておくことをオススメします。
派遣会社でよくあるスキルチェック
では、具体的には、どういうテストがあるのでしょうか。
タイピング
タイピングとは、パソコンでの文字入力の速さを測るテストのことです。
このテストでは、時間内の入力文字数と正確性(正誤率)を測ります。
基本は、スピードが大切ですが、仕事内容によっては、正確性の方をより重視する場合もあります。
タイピングに加えて、数字などの入力をするテンキーテストが合わせて実施される場合も多い様です。
事務系の仕事には必須のスキルです。
が、事務系でなくても、今はどんな仕事でもパソコンを使用することは多いので、事務系以外の仕事を希望する場合も、ある程度のスコアを持っておくほうが良いスキルとなります。
具体的なスピードの目安としては、日本語入力で1分間に、かな入力を100~120文字程度を入力できると、問題なく業務に従事することが出来ると言われているので、このレベルを目指しましょう。
タイピングの練習や対策はどうすればいいのでしょうか?
タイピングは、慣れが大切です。毎日少しづつでもいいので、練習しましょう。
タイピングはネットで無料で出来るサイトも多くあります。私は、e-typingというサイトで練習をしました。もちろん無料です。
このサイトのいいところは、出題問題が選べるところ。
「尊敬語」「IT用語」「ビジネスマナー」といったビジネス用語から、「百人一首」「日本国憲法」「方言」「プロレスの技」といった面白いものまで、色々なジャンルのものがあるので、飽きずにタイピング練習出来ます。
また、レベル別テストもあるので、モチベーションにも繋がります。
私は学生時代、タイピングにハマり、暇さえあればこのサイトで練習をして、1級レベルまで行きました(笑)。いや、出題内容が飽きないんですよ。
ビジネスマナー編をやっておけば、教養の勉強にもなり、一石二鳥ですね。
OAスキル(パソコンスキル)
パソコンのスキルについてもテストがあります。
OAスキルと呼ばれる場合が多いです。
ちなみに、OAというのは、オフィスオートメーション(office automation)の略です。
OAスキルでは、Microsoft Office(マイクロソフトオフィス)のWord(ワード)やExel(エクセル)が出来るかどうかをチェックされることが一般的です。
大きく分けて、「文字を入力する」「文字のフォントやサイズを変える」「資料を印刷する」といった指示に従って実施するパターンと、資料を渡されて同じものを同じものを作成するパターンがあります。
Word(ワード)
<出題例>
初級
・文字を太文字にする
・文字のフォントやサイズ・色を変える
・印刷設定をする
中級
・表やグラフを作成する
Excel(エクセル)
<出題例>
初級
・セルに数値や文字を入力する
・四則計算する(足し算、掛け算など)
・印刷設定をする
中級
・表を元に、グラフを作成する
・簡単な関数計算をする(合計や平均などの関数)
上級
・vlookup関数やピポットテーブル
・マクロ
・VBA
OAスキルはどのように対策すれば良いのでしょうか。
ワードやエクセルは、まず、
・自分がどのレベルにいるのか
・自分が希望する仕事で求められるレベルはどこか
を把握しましょう。
【希望する仕事のレベルと自分のレベルに差がある場合】
まずは勉強しましょう。ネットでも色々な無料サイトが有りますので活用してください。
ここでは一例として、「Be Cool Users Office」を紹介します。
このサイトでは、WordやExcel、Power Pointの使い方を無料で学ぶことが出来ます。
最新バージョンに対応していることとYoutubeでの解説も積極的に取り入れられてるので、最新情報を視覚的にも見ながら勉強できる点がとても優れています。
【希望するレベルを十分満たしている場合】
軽く復習をしておく程度で問題ないでしょう。
一点注意しておきたいのは、バージョンによってはリボン(ツールバー)の位置や使い勝手が全然違い、それで上手く実力を発揮できないことが有ります。
テストが古いバージョンの可能性もありますので、いくつかのバージョンで練習しておくのがベストです。
一般教養・ビジネスマナー
一般常識やビジネスマナーでは、漢字の読み書きや計算問題、敬語の使い方、封筒の書き方や電話応対といった一般的な問題が出ます。
マークシート式の場合も多く、内容もそこまで難しくありません。
英語や経理などの専門性
自分の専門性がある場合に追加で受けることができるテストです。
英語は、どういったタイプのテストをするかは、派遣会社によって異なります。
具体的には、英語のタイピング、英作文、会話のテストなどが実施されています。
経理の場合は、仕訳と試算表の作成や決算仕訳や貸借対照表・損益計算書の作成など、日本商工会議所(日商)簿記3級程度のレベルが出来れば問題ないでしょう。
他にも、イラストレーターやフォトショップ、CADソフトのテストを実施している派遣会社もあります。
スキルチェックは受けなくてもいい?一発勝負なの?
基本はスキルチェックを受けるもの
「スキルチェック、受けたくないんですけど・・・」と思っている人もいるかもしれません。
テストって、なんだかイヤですよね(爆)。
多くの派遣会社では、スキルチェックは全員が受けることになっている様です。
タイピングやOAスキル、ビジネスマナーは全員受けるが、専門性のチェックだけは選択式になっているというパターンが多いですね。
例外として、1日派遣の様な超短期や、工場などの肉体労働の場合、スキルチェックはあまりない様です。
スキルチェックは受け直すことが出来ます
この記事を読んでいる人の中には、スキルチェックで実力を出せなかったり、実力の無さにと落ち込んでいる人がいるかもしれません。
それ以前に、自分のスキルがまだ足りてないから、練習して出来るようになってから登録しようと、登録自体を先送りにしてる人もいるかもしれません。
しかし、安心してください。スキルチェックは、何度でも受け直すことが出来ます。
普通に考えて、スキルはどんどん変化していくものですから、受け直せない方がおかしいですよね。
ですので、あまり力みすぎず、肩の力を抜いて、とりあえずチャレンジしてみた方がいいと思います。
むしろ、スキルチェックを怖がって先送りにする方が、チャンスを逃して勿体ないと言えます。
派遣会社に登録すると無料で勉強出来る
とりあえず登録をするメリットの一つに、大手派遣会社では、OAテストなどの勉強ツールを無料で提供してくれています。
ExcelやWordの講座や実践問題を無料で使えるって、めちゃめちゃ良くないですか?
無料なのはもちろん嬉しいですが、それ以上に、たくさんあるExcelやWordの機能の中で、派遣社員として使えると有利な機能に絞って学べるので、無駄が少ないです。
スキルチェックの為に勉強する訳ではないですが、ここで勉強したことがベースになっていると思いますので、スキルチェック対策としては、一番近道じゃないかと思います。
とりあえず登録時は、初級レベルだったとしても、ここで勉強して中級レベルまで習得して、積極的にスキルチェックを受け直せば良いのです。
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まとめ:派遣会社登録では必須だけど必要以上に怖がる必要はない
いかがでしたか。派遣会社に登録をすると、スキルチェックは必ず通る道ですが、必要以上に怖がる必要はありません。
便利な世の中で、今はインターネット上で無料で使える教材もたくさんありますので、そういったものを上手に活用しながら、スキルを磨いて、より理想的なお仕事を見つけていってくださいね。
応援しています!
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