最終面接で内定確定の雰囲気だったのに、オファーレターがなかなか来なくてモヤモヤしている人はおおいでしょう。
オファーレターが届かないと、いつから退職に向けて動き出せばいいかソワソワしますよね?
オファーレターが届いてなくても退職手続きを進めていこうと考える人もいるでしょう。
オファーレターがどれぐらいで発行されるかは企業によってまちまちです。
外資系企業の場合は、本国の承認も必要な関係で日本企業よりも時間がかかることが多いので気長に待つ必要があります。
また、面接で内定確定の流れになっていたとしても、オファーレターを受け取るまでは、絶対に退職手続きをしてはいけません。
面接官が内定を出すと心に決めていても、採用凍結や本社の方針変更で、採用が出来なくなる可能性もあるからです。
面接でいくら手応えがあったとしても、転職活動は継続して進めておくことをオススメします。
並行して進めていた企業で内定が出ればプッシュする口実に使えますし、もし仮に採用が見送られてオファーレターが来なかった時も転職活動が少しでも進んでいればショックは軽減されます。
この記事では、最終面接や面接後に口頭で内定と言われてもオファーレターが来るまで退職手続きを進めてはいけない理由と対処方法について、自身もオファーレターが届かずヤキモキした経験のある筆者が解説していきます。
オファーレターが届くまで長く待たされたり最悪内定が出ないこともあるので、ワーストケースを考えて転職活動は続けましょう。
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内定と言われたのに、オファーレターが届かない
先日、外資系企業で最終面接を終えました。
手応えはもちろん「あなたにはぜひきて欲しい。オファーレターが出来次第送付しますので、よろしくお願いします」と事業部門のトップから言って頂きました。
とても嬉しかったのですが、待てど暮らせどオファーレターが届かないのです。
一度、人事に連絡してみましたが「手続きに時間がかかっているから、もう少し待ってほしい」と言われてしまい・・・。
入社の日程を考えると引継ぎや退職手続きを早くしないと間に合わないのですが、今会社に退職の報告をするのははやいですよね・・・?
早速、外資系企業の洗礼を受けていますね!
内定と言われて喜んだn者の、オファーレターが来ないと不安になりますよね。
しかし、入社が確約するのはオファーレターにサインした時。
入社日もまだ変更出来るので、焦って今の会社に退職の話をするのは辞めましょう!どうすればいいかは、これから説明していきましょう。
オファーレターって何?
そもそもオファーレターって初めて聞いたよ!という人もいると思います。
日本の会社に勤めているとなかなか耳にしないですよね。
オファーレターとは、企業側から求職者に対して特定のポジションをオファーする文書のことです。
日本でいう内定通知書と労働条件通知書が合体した様なものです。
オファーレターには、ジョブタイトル(肩書き)、給与額、労働時間、福利厚生、有給休暇など、業務や待遇に関する内容が記載されています。
これがあなたに提示される正式な雇用条件となりますので、とっても重要な書類なのです。
オファーレターが届くまでの日数の目安
最終面接や内定連絡の後、オファーレターがどれぐらいで届くかは企業によってマチマチです。
よくあるパターンとしては、最終面接の際や内定連絡の際に「2週間程度でオファーレターを送付します」と言われることが多い様に思います。
筆者が行ったアンケートでは、早い人は、2日で届いた、という声がありました。
一方で、長かった人は、口頭での内定から3ヶ月経ってやっとオファーレターが届いた!という人もいました。
一般的に、企業規模が大きくなるほど承認プロセスが複雑になるので、時間がかかる傾向があります。
また、規模に限らず、承認者が海外出張が多かったり多忙でオフィスで捕まえるのが難しい人だと時間がかかります。
オファーレターが届かない理由
オファーレターが届かない理由を挙げてみましょう。
- 他の候補者と天秤にかけている(他の人の選考が終わっていない)
- あなたは第二候補で、第一候補者の動き待ち
- 担当者が発行や送付を忘れている
- 上司が忙しくて承認がもらえない
- 本社への稟議(承認プロセス)に時間がかかっている
オファーレターがなかなか届かない場合、もしあなたが面談内や面談後に「内定だ」と言われたのであれば、1,2,の可能性は限りなく低く、3,4,5,だと考えられます。
そして、外資系企業でオファーレターが来ないほとんどの場合は、5.本社への稟議(承認プロセス)に時間がかかっている、と言っても過言ではないでしょう。
この”本社への稟議(承認プロセス)”は、採用のネックになることがあります。日本企業にはないプロセス・外資らしい考え方で、日本企業に居る方にはイメージしにくい部分があるので、この後説明します。
口頭の内定で退職手続きをしてはいけない理由
最終面接や面接後の電話やメールで内定の連絡を受けることがあり、喜び勇んで退職手続きを始めてしまう人がいますがやめましょう。
理由は3つあります。(特に、理由1が重要)
理由1:採用が正式に確定していないから(不採用になる可能性が残っているから)
採用は、オファーレターが届き、サインバックして初めて成立するものです。
多くの外資系企業は、日本側で採用を決めても、本社に承認をもらわないと、オファーレターが発行できないプロセスになっています。
あなたのマネージャーや人事など日本側は、採用に超前向きだったとしても、「この四半期の業績が悪いので、採用はなし」「前の四半期の部門採算が悪いので、採用の承認が出来ない」といった形で、シビアに判断され、それに伴って、急に採用が打ち切られることがよくあるのです。
というのも、日本企業では、決めた方針に対して、よほどのことがない限り、その方向で話を進める傾向がありますが、外資企業(主に欧米企業)は、状況に応じてどんどん決定を変えていく傾向にあります。
採用に関しても同じで、この部門に◯人ヘッドカウントがある(採用しても良い)と言われていたのに、業績悪化や何かしらの理由で、採用活動が凍結したり、ヘッドカウント(空きポジション)が無くなったりすることが、あるのです。
(日本と欧米での考え方の違いがベースにあるので、なかなか日本人や日本企業には理解し難い考えだと思いますが、これが外資系企業なのです)
そうなった場合は、オファーレターが出ていない採用に関して、話を進めるのは、かなり難しくなります。
日本側のマネージャーや人事に交渉力があれば、不可能ではないですが、限りなく無理に近いです。こうなると、ほぼ諦める(またはいつ再開するか分からないが待ち続ける)しか、手はありません。
退職届を出して、退職に向けて動き出したのに、採用されない、という悲しい流れにならない為にも、必ずオファーレターを待ちましょう。
理由2:オファーレターを見ないと労働条件が分からないから
欧米は契約社会と言われますが、労働に関しても内容を明確にして契約をします。外資系企業もそれに倣って、オファーレターに、基本的な労働条件や待遇について明記されます。
例えば、一番気になる年収について。面接で、ある程度の年収については会話をすると思いますが、それについてもオファーレターに明記されています。
日本では、ボーナスはその時にならないと分からないですが、外資系の場合、コミッションは100%達成でいくら、というのも契約に書かれていることが一般的です。
多くの場合は、面接で話していた内容と大きく相違はないと思いますが、自分の許容しない内容で提示されることが稀にあります。
契約ごとですので、契約にサインしてしまうと、その条件を全てあなたが了承したことになります。入社後、条件を変えてもらうのは、至難の技です。
それを確認せずに退職を進めてしまうと、悪い条件でも受け入れざるを得ず、後々辛い思いをしてしまいます。また、交渉をする場合は、想定より時間がかかって、入社のタイミングが遅れる場合もあります。
理由3:勤務開始日が確定しないから
「いつから弊社に来れますか」と聞かれ、概ねいつ頃から入社するかを、面談で決めることが多いですね。
そこから逆算すると、今すぐにでも現職の上司に退職の旨を伝えて、引き継ぎをしないと間に合わない、と焦る方もいると思います。
しかし、オファーレターがずれ込めば、予定していた入社日では難しく、改めて入社日を設定されてしまう可能性もあります。
オファーレターより先に退職の話を進めてしまった場合、「入社日が想定より遅くなるけれど、退職日が決まってしまって、ブランク期間(無職期間)が出来てしまう」といったことが起こりえます。
やはり、オファーレターを確認し、きちんと合意をしてから、退職の手続きに入るべきです。
ちなみに、オファーレターが遅れたせいで、予定していた入社日に間に合わない場合、マネージャーや人事に相談すれば、常識的な範囲で、流動的に対応してもらうことが出来ますよ。
オファーレターが届かない時にするべきこと(対処法)
状況を把握し、見通しを立てる
オファーレターが届かない場合、多くの人は、一度人事に問い合わせをするかと思います。
そこで「プロセス中なのでもう少し待ってほしい」と言われてしまうと、それ以上催促して良いものなのか、グッと待つべきなのか、迷ってしまいますね。
しかし、状況が分からなければ、手の打ちようもありません。状況を把握する様にしましょう。
まず、担当者に「なぜオファーレターが滞っているのか」を確認し、「いつまでに送付してもらえるか」「いつまでに本社から承認がもらえる見通しか」を教えて頂きましょう。
その際に、次の確認日を約束するのがコツです。そうすれば、定期的に人事に確認を取りながら、状況を判断することが出来ます。
例えば、「本社の承認が今週いっぱいかかりそうです」と言われれば「それでは、来週中旬を過ぎても連絡がなければ、またご連絡させて頂きます」と”約束”をしておけばいいのです。
そうすれば、なんの気兼ねもなく、次の確認をすることが出来ます。
「担当者が長期休暇で、承認が降りるか分かりません・・・」と言われた場合も、「それでは◯月◯日頃、また状況お伺いさせて下さい」と宣言しておけばいいのです。
定期的にコンタクトを取ることは、状況がわかるだけでなく、こちらの状況を伝えるチャンスを得られるということでもあります。
例えば「他社の内定承諾日がいつまでなので、それまでに連絡がほしい」といった情報を伝えて、催促することも出来ます。
何度も催促の連絡をするのが億劫な人や、連絡する度に気を使ったり神経をすり減らして嫌だな・・・と思う人は、転職活動の際には、転職エージェントを使うことをオススメします。
転職エージェントは、求人の紹介や面談の日程調整だけでなく、こう言った直接聞きにくい質問や確認も全てマルっと担ってくれます。
転職エージェントはたくさんありますが、外資系企業への転職であれば、迷わず、JACリクルートメントに登録しましょう!
見切りをつけて、転職活動に励む
先ほども書いたように、多くの場合は、本社から承認が降りず、「いつになれば承認が貰えるのか」「そもそも承認が貰えるものなのか」が日本側の人事も分からない状況です。
ある程度のところで、見切りをつける方が、あなたの為です。目安としては、2週間〜1ヶ月ほど時間が経っている場合は、気持ちを切り替えて、転職活動に励みましょう。
というのも、
- いつオファーレターがもらえるか分からず、精神的にモヤモヤ過ごす時間がもったいない
- 内定がもらえるポテンシャルのある今のうちに転職活動をしてしまった方が良い
- 本社の承認が降りない=日本支社やあなたの事業部の業績に何かしら問題がある可能性が高い
という3点があるからです。もう少し説明します。
いつオファーレターがもらえるか分からず、精神的にモヤモヤ過ごす時間がもったいない
モヤモヤを抱えたまま、過ごすのは精神的によくありませんよね。
仕事をしていても「現職を辞めること」や「新しい職場や仕事」に想いを馳せ、妄想を膨らませながら、上の空で仕事をしてしまうことも多くなるでしょう(私はそうでした・・・苦笑)。
そんな気持ちのまま、仕事をするのは、気持ちが入らなかったり、やる気が起きなかったり、悪い影響が出やすくなります。
このままだと、いつから新しい仕事に行けるか分からない、そもそも採用されるか分からない、という精神的ストレスをずっと抱えたまま過ごすことになり、無駄な負荷を自分にかけ続けることになります。
そこから自分を解放してあげましょうl
内定がもらえるポテンシャルのある今のうちに転職活動をしてしまった方が良い
今、内定に大手をかけた状態ということは、あなたを採用したい、と思ってもらえるだけの実力があるということ。
面接に慣れていて、成功体験が強く残っている間に、転職活動を進める方が、面接の通過率や成功率が上がるでしょう。
身体が、自分が魅力的に見える面接を覚えている間に、転職活動をやってしまうべきです!
今よりも良いポジションや条件が手に入る可能性もありますし、他社でもらった内定をちらつかせて、今オファーレターを待っている会社を催促することもできるかもしれません。
本社の承認が降りない=日本支社やあなたの事業部の業績に何かしら問題がある可能性が高い
通常、業績がよく、調子が上がっている時は、採用もイケイケドンドンの傾向にあります。
逆に、採用承認にすごく時間がかかるということは、日本支社や事業部が何かしら問題があると考えられます。
特に、マネージャーや人事が、超前向きに採用を進めてくれていてすぐにでもオファーレターが出そうな雰囲気があったのに、一向にオファーレターが届かない場合は、この可能性を大いに疑うべきです。
この会社に入ったとしても、シビアな状況やビハインドな状況であることが予想されます。
内定に”王手”をかけている状況で、もう一度転職活動というと、気が重くなるかもしれませんが、シビアなところに入って苦労しなくてよかったと自分を励まして、次に進む方が100倍良い結果が得られるでしょう。
外資系企業を狙うなら転職エージェントを勧める理由
新たに転職活動をする場合、特に外資系企業を狙う場合は、転職エージェントを活用することをお勧めします。
スクリーニングを好む会社が多いから
転職活動をする場合、直接応募と転職エージェント、どちらがいいの?と悩む人もいるでしょう。
転職エージェントを使うと企業側はお金がかかるから、直接応募の方が受かりやすいんじゃないの?と思うかもしれません。
しかし、会社にもよりますが、転職エージェント経由での採用を好む企業も多くいます。特に、大手企業や規模の小さい企業では、その傾向にあるでしょう。というのも
・大手企業は、人気が高く応募が多いので、人事でいちいち選別をしてられない
・規模の小さい企業は、採用できる人数に限りがあるので、採用で失敗できない
という悩みがあります。
そういった企業では、事前にコンサルタントが面談をして、スキルや人間性に問題がありそうな人を除外し、ある程度自分達にフィットしそうな人を連れてきてくれる転職エージェントに価値を見出しています。
企業とのやりとりを請け負ってくれるので、気を揉まなくて済むから
転職エージェントを利用する、私たちのメリットの一つに、企業とのやりとりを全て代行してくれることがあります。
面接の日程調整などはもちろんですが、外資系企業を受ける身としては「企業へのプッシュ」と「オファーの交渉」をしてくれることが、1番のメリットです。
今回、オファーレターが届かなくて悩んでいる方の多くは、直接応募の方ではないでしょうか。
今回の様に、連絡がなかなか来ない場合、何度も問い合わせるのは、気まずかったり、どのタイミングで連絡するのが良いのか気を揉みますよね。
転職エージェントを経由して応募した場合、それらのプッシュは担当コンサルタントが行ってくれます。
また、担当コンサルタントは、その会社とパイプがあるので、担当人事以外の人にも状況を探ってくれたり、情報を集めてもらうことが出来ます。
そういった情報は、なかなか自分1人じゃ出来ないので、心強いですよね。
また、オファーの交渉についても、転職エージェントが行ってくれるので、より年収や条件を上げたオファーを受け取れる可能性が高まります。
外資系企業は、クセが強い会社も多く、自力で交渉するのはタフなので、交渉によほど自信がある人以外は、外資系企業を受ける際は、転職エージェント経由がおすすめです。
企業ごとの対策で、選考通過率がアップするから
転職エージェントは、書類の添削や面接対策をしてくれます。
企業の担当者からの情報や過去の受験者から得たナレッジを持っていますので、「よく聞かれる質問」「注意すべきこと」「企業でアピールすべきポイント(響くポイント)」などを企業ごとに教えてもらうことが出来ます。
英語面接の対策をしてくれる転職エージェントもありますよ。
企業ごとにカスタマイズして、準備することで、選考通過率・内定率が自力で対策するより格段にアップするでしょう。
まとめ:オファーレターが届くまでは退職手続きは進めないで!
いかがでしたか。気持ちがそわそわすると思いますが、オファーレターが届くまでは、退職手続きを進めず、仕事を続けましょう。
また、オファーレターが来ない間、転職活動を辞めて、じっと待っているのは勿体ないです。2週間〜1ヶ月経ってもオファーレターが届かない場合は、この選考のことは忘れ、転職活動を再開しましょう。
外資系企業を狙っていくのであれば、今後は、転職エージェントを利用する方が、今回の様なモヤモヤは減り、また企業ごとに対策をしてもらえるので、選考通過率がアップし、早く内定に辿り着けるでしょう。
気持ちを切り替えて応募すれば、オファーレター待ちのその企業よりももっといいポジションに内定できるかもしれませんよ!応援しています。
外資系企業への転職を希望するならJACリクルートメントがおすすめ。筆者も利用しています。
- スタートアップ~大手外資系まで求人が幅広い
- 外資系企業やハイクラスに強い
- 担当者の質がよい
具体的な転職の相談だけでなく「キャリア全体や転職のタイミングの相談などにも丁寧に乗ってもらえる」という口コミもあります。
面談すると、自分のスキルだとどんな求人が紹介してもらえるのか教えてもらうことができます。
すぐの転職でなくても、現状を把握する為まずは話をしてみましょう。。