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正社員になれない?紹介予定派遣のメリット・デメリット、注意点を解説

派遣の基礎知識

この記事では、紹介予定派遣のメリットデメリットや注意点について、派遣さんとずっと働いてきて派遣の生態に詳しい筆者が解説していきます。

この記事でわかること

✔︎ 紹介予定派遣って何?
✔︎ 紹介予定派遣から必ず正社員になれる?
✔︎ 紹介予定派遣の注意点は?

時短でも正社員になれる?

「育児や介護で残業が出来ない」
「子供がいるし、早く帰れる仕事がいい」

そういった”時間的な理由”で派遣社員を選ばざるを得ないと思っていませんか?

いいえ!時間的な制約があっても、正社員を目指すことは可能です!

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紹介予定派遣とは

恵美子
恵美子

今は派遣社員で働いているけれど、安定しないし、正社員になりたい。でも、面接に自信がなくて・・・。

最近、「紹介予定派遣」というのがあると聞いたんだけど、これなら、職場の雰囲気も分かるし、正社員の面接もなくて良いから、ここから正社員を目指そうかなーと思っているの。

ふゆみ
ふゆみ

キャリアのことを考えたり、色々な可能性を求めて情報を集めるのはとてもいいこと!

でも、もう少し、紹介予定派遣について正しく勉強する必要がありそうね。面接が億劫だからという理由だけで、紹介予定派遣を選ぶと、恵美子さんが思う未来にいけないかもしれないわ。

紹介予定派遣って何?

紹介予定派遣とは、派遣期間(最長6ヶ月)終了後、本人と派遣先企業双方合意のもとに社員となるはたらき方のことを指します。

最初から、社員になることを前提に派遣社員として働き始め、会社も本人もお互いマッチするかを見極めてから、社員として契約を結ぶことが出来ます。

紹介予定派遣から必ず正社員になれる?

いいえ。あくまで直接雇用が出来るのであって、正社員とは限りません。

正社員以外に、契約社員として雇用される場合があります。

また、お互いの合意の元、雇用契約を結ぶものなので、勤務態度が悪かったりすると、残念ながら、不採用になることもあります。

逆に、企業側から「ぜひ社員になってください」と言われても、あなたが会社に合わないと思ったり、条件が折り合わないなど、もし雇用を希望しなければ、社員になることを辞退することも出来ます。

紹介予定派遣って給与はいい?時給制?月給制?

まず、給与ですが、紹介予定派遣は、「時給制」の所が大半。

そして、時給に関しては、一般派遣に比べると高めに設定されていることも多いです。

しかし、後でも書きますが、この時給はあくまで、紹介予定派遣で働いている期間のもの。

実際に、正社員や契約社員で雇用される際は、改めて条件が提示されます。

その給与レンジや待遇が維持される場合もありますが、下がることもあるので、注意は必要です。

紹介予定派遣のメリット

職場が合うか確認出来る

正社員や契約社員で入社する場合と違い、最初の期間は契約社員として働くことが出来るので、その間に、どんな会社か、職場の雰囲気や社内の仕組みを知ることが出来ます。

特に、人間関係は、実際に入ってみないと分からない部分が多く、自分が長く勤めることが出来そうか見極めることが出来るでしょう。

もし、この会社は合わないと思い、社員になることを辞退したとしても、職歴に傷はつきません

働きぶりをアピール出来る

こちらが見極めるのと同時に、会社側もあなたの働きを見ています。

実際に仕事をするので、面接などの短時間では伝えられない様な、あなたの働きぶりや実力、人間性を知ってもらうことが出来ます

まずは働きぶりを見てもらうことが出来るので、未経験や職歴が浅い場合もチャンスがあります。

正社員になれば、安定する

正社員として雇用してもらうことが出来れば、生活が安定します。

正社員は、基本的には、定年まで働くことが出来ます。

派遣社員や契約社員だと、いつまで契約を更新してもらえるか、心配しながら働くことになりますが、正社員になれば、その悩みから開放されます。

また、福利厚生やボーナス、昇級昇進などの待遇面がアップすることが多いので、生活が安定しやすいと言えます。

正社員として入社が難しい企業の求人も

紹介予定派遣では、正社員として入るには難しい、大手企業やベンチャーの求人も多くあります。

企業としては、事業拡大や新規事業立ち上げなどで、人手は欲しいけれど、一度雇うとクビに出来ないので、社員採用に慎重になっている傾向があります。

ですので、「働きぶりを見た上で採用を決定できる」紹介予定派遣であれば、企業側もきちんとした人材を安心して雇うことが出来るので、ニーズが増加しているのもうなずけます。

紹介予定派遣のデメリット

6ヶ月以内に働きぶりを認めてもらわないといけない

一般派遣(登録型派遣)の場合、契約は最長3年まで更新することが出来ますが、紹介予定派遣は、「最長6ヶ月」の契約と決まっています。

ですので、紹介予定派遣では、6ヶ月以上の更新は出来ません。

働きぶりによっては、派遣先企業の判断により、残念ながら不採用となるケースになる場合もありますし、雇用はしてもらえても、当初想定していた条件での雇用が難しくなる場合もあります。

より良い条件での雇用を掴み取るには、それまでにしっかりと働きぶりを認めてもらう必要があります。

最長6ヶ月の勝負なのです!

ちなみに、もしも登録予定派遣で働き始めたけれど、社員にならず派遣で働き続けたいとなった場合、そのまま紹介予定派遣では働き続けることはできません。

が、一般派遣に契約を切り替えれば、その会社で働き続けることは、法律的には可能です。

会社がOKしてくれるかは分かりませんが、何かしらの理由があって、どうしても派遣社員でその会社で働き続けたいのであれば、一度相談してみても良いかもしれません。

エントリーするまで会社名が分からない

紹介予定派遣の求人は、大まかな情報しか載っておらず、通常、会社名は伏せられています。

エントリーをしてはじめて、会社名が分かるのです。

普通の就職活動の様に、「この会社で働きたい」と思ってエントリーする訳ではないので、少し不安に思うことがあるかもしれません。

派遣時より給与が下がることもある

社員として雇用される際、給与条件が紹介予定派遣の時と必ずしも同じではありません。

直接雇用の際に、派遣の時よりも低い給与が提示されることも、残念ながらあります。

また、多くの場合、紹介予定派遣の時は「時給」、社員は「月給制」となっている為、実質的に給料が下がってしまったり、社員になってみなし残業が増えることで、給料は変わらないのに労働時間が増えてしまったというケースもあります。

ただし、給与については総合的に判断する様にしましょう

正社員になれば、昇進昇給やボーナスがあり、年収でみるとアップしたり、福利厚生なども合わせて考えると待遇アップになっている場合もあります。

昇給することで、数年後には、派遣を続けるよりも給与がアップすることもあります。

正社員になると責任が増えることがある

正社員になると、担当する業務や責任が広がる場合があります。

もちろん、責任が重くなれば、やりがいが出たり、スキルアップして将来に繋がるいい面もたくさんあるのですが、その分、ストレスがかかったり、大変さを感じる人もいます。

紹介予定派遣で注意すべきこと

正社員になれるとは限らない

「紹介予定派遣=正社員になれる」と思っている人は注意です。

紹介予定派遣は、派遣社員で働いた後、直接雇用を検討することになっていますが、必ずしも正社員になれるとは限りません。

特に注意したいのは、正社員でなく、契約社員としてしか、ポストが用意されていないケースです。

正社員であれば、ボーナスがでたり昇級昇進したりと待遇が良くなることが期待できますが、契約社員だとあまりメリットが感じられないのが実情です。

社員になれると思って頑張ったのに、いざ契約しようと思ったらその会社は契約社員にしかなれない、となったら、とてもやりきれない気持ちになるでしょう。

社員になる際は、正社員なのか、きちんと事前に確認しておきたいですね。

また、紹介予定派遣は、雇用の検討が前提ですが、不採用ということもありますので、紹介予定派遣が決まったからと安心せず、しっかりと働くことが大切です。

社員になる給与条件は確定していない

紹介予定派遣は、社員になることを前提に派遣社員として働くシステムなので、会社側は必ず、社員として雇用することを検討してくれます。

勤務態度が悪かったりしなければ、社員として雇用してもらえるチャンスは大きいです。

しかし、少し難しいのが、社員として雇用される際の給与条件は、紹介予定派遣スタート時には分からない点です。

もちろん、「一般的な条件はいくら」「見込みとしていくら」というのを事前に提示してもらうことは可能かもしれませんが、実際の金額は、あなたの能力や働きぶりをみて最終決定されます。

正式雇用の段階で、条件が折り合わない可能性もあることは、頭に入れておいた方が、ショックは少ないかもしれません。

最初から正社員として転職することも考えよう

正社員雇用を目指すのであれば、紹介予定派遣も良いですが、最初から正社員として転職を目指すこともぜひ視野に入れてほしいです。

もちろん、正社員として転職をする場合、試験や面接を突破する必要がありますので、簡単なことではありません。

自分のスキルに不安がある人もいると思います。

しかし、最初から正社員転職を目指すことで、自分自身の持っているスキル、逆に不足しているスキルなどと向き合うことになり、より目指すキャリアに近づきやすくなります。

紹介予定派遣に向く人・正社員として転職すべき人

紹介予定派遣に向いている人

紹介予定派遣から社員を目指すことに向いている人はこんな人です。

 ・職場の雰囲気や人間関係を重視する人
 ・未経験や経験は浅いけれど、ガッツや人間性に自信がある人
 ・スキルに自信が無く、実際にやってみてから就職するか決めたい人

正社員への転職に向いている人

紹介予定派遣から社員を目指すのではなく、最初から正社員に就ける様転職活動することに向いている人はこんな人です。

 ・これまでに、実務経験がある人
 ・自分のスキルや強みに自信がある人
 ・絶対、正社員で働きたい人

転職エージェントや転職サイトがたくさんありますが、それぞれ特性があります。

派遣社員から正社員になることに強い転職エージェントや転職サイトを選ぶことがポイントです!

まとめ:正社員になりたいなら正社員として転職することも考えよう

いかがでしたか。ずっと派遣社員で居たくないと考える人にとっては、紹介予定派遣を検討するのは、一つの道だと思いますが、「ラクに正社員になりたいから紹介予定派遣」と安易に考えるのは危険です。

正社員になりたいのであれば、ぜひ正社員として転職する道も探ってみることをお勧めします。

ぜひ、あなたの能力を活かせる職場を見つけてくださいね!

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この記事を書いた人
ふゆみ

中流大学卒。中小企業でキャリアスタートしたが、転職を経て、現在、大手外資系企業で勤務中。

結婚、出産、育休を経験し、子育てもしながら、フルタイム勤務で働くワーママでもある。

女性は、ライフイベントが多い上に、仕事をしていても家事育児は女性比重が重く、その上、まだまだ男性社会の中で結果が求められる。そんなハードモードの人生ではあるけれど、女性が、仕事もプライベートも、楽しく幸せに生きていく為のヒントになればと、発信をしています。

趣味は、旅行と、食べること。TOEIC875

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