「パルシステムとおうちコープの違いは?どっちが良いの?」
「離乳食におすすめなのはどっち?安全性も知りたい」
「価格や送料、注文方法の違いを比較したい」
パルシステムを検討する時、おうちコープとの違いを知りたいと考える方は多いのではないでしょうか。
私自身、宅配サービスを検討したとき、複数の生協があり、どれを使うのがいいのかとても迷いました。
どちらも生協の宅配サービスですが、扱っている商品の特徴や品質、価格、注文方法などに違いがあり、家庭のライフスタイルによって適したサービスが変わってきます。
パルシステムは、国産やオーガニックの食材を中心に、安全性と品質にこだわった商品を多く取り扱っていますので、小さな子どもがいる家庭にとって安心できる選択肢となります。
一方、おうちコープは価格の手頃さと品揃えの豊富さが魅力で、日々の買い物をより手軽に済ませたい方に向いています。
スーパー感覚で注文できる手軽さがあり、利便性の高さを重視する人には使いやすいサービスです。
この記事では、実際に複数の生協を利用し、パルシステムもおうちコープも長年利用している筆者が、パルシステムとおうちコープの違いを詳しく比較し、それぞれの特徴やメリットについて解説します。
食材の品質や価格、安全性、送料、注文のしやすさなど、気になるポイントを整理しながら、どちらのサービスが自分のライフスタイルに合っているのかを判断できるようにお伝えできればと思います。

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パルシステムとおうちコープを比較!
パルシステムとおうちコープは、どちらも生協(生活協同組合)が運営する宅配サービスですが、いくつかの違いがあります。
サービスの特徴や利用者のニーズに違いがあるため、自分に合った方を選ぶことが重要です。
ここでは、5つの切り口で違いを紹介します。
パルシステムとおうちコープを比較①品揃えの違い
パルシステム:厳選された高品質な食材が中心
パルシステムは、安全性や品質を重視しており、取り扱う商品を厳選しています。
そのため、スーパーのように多種多様な商品が揃っているわけではなく、「安全で質の高いものを選び抜いた品揃え」が特徴です。
- 野菜や果物は低農薬・無農薬が基本。契約農家と提携し、安定供給を実現。
- 肉や魚は、抗生物質の使用を最小限に抑えたものや、鮮度を保つ独自の加工が施された商品が中心。
- ミールキットや冷凍食品は、化学調味料や添加物を極力使わず、安心して食べられるものが多い。
- 日用品は環境負荷を抑えたエコ商品が多く、オーガニックや無添加系の商品も豊富。
一方で、一般的なスーパーのように、あらゆる種類の商品を取り扱っているわけではないため、「選択肢が少ない」と感じる人もいるかもしれません。
おうちコープ:スーパーに近い品揃えで日用品も充実
おうちコープは、パルシステムと比べると、より一般的なスーパーに近い品揃えになっています。
そのため、食品以外にも日用品や生活雑貨、赤ちゃん用品、ペット用品などが豊富に揃っています。
- 野菜・果物・肉・魚・乳製品・加工食品など、基本的な食材は幅広く揃っている。
- スーパーに近い品揃えで、低価格帯の商品も充実している。
- 冷凍食品や時短調理向けの商品が多く、電子レンジで簡単に食べられるものが豊富。
- 日用品・洗剤・雑貨・文房具など、スーパーで買えるような商品も取り扱いあり。
おうちコープは、スーパーに行かずに必要なものを一通り揃えたい人や、冷凍食品・調理済み食品をよく活用する人に向いています。
パルシステムとおうちコープを比較②安全基準の違い
パルシステム:国の基準を超える独自の厳しい安全基準
パルシステムは、安全性を最優先に考えた独自の基準を設けています。
その代表的なものが「コア・フード」「エコ・チャレンジ」という栽培基準です。
- コア・フード:農薬・化学肥料不使用の有機栽培を基準とし、国の有機JAS認証よりもさらに厳しい基準を採用。
- エコ・チャレンジ:農薬・化学肥料の使用を最小限に抑えた農産物を提供し、環境と健康への影響を考慮。
- 遺伝子組み換え作物を使用せず、トレーサビリティ(生産履歴の追跡)が可能な食品のみを提供。
- 畜産物は、抗生物質やホルモン剤の使用を制限し、ストレスを抑えた環境で育てたものを選定。
- 加工食品は、保存料・着色料・化学調味料を極力使わず、無添加に近い状態で提供。
このように、パルシステムは「安全性に徹底的にこだわる」スタンスを取っており、特に小さな子どもがいる家庭や、食の安全を重視する人に向いています。

おうちコープ:国の基準に準拠しながらもコストバランスを重視
おうちコープも、一定の安全基準を設けていますが、パルシステムほど厳格ではありません。
- 農薬の使用基準は国の安全基準に準拠。パルシステムほど低農薬・無農薬にこだわってはいない。
- 遺伝子組み換え作物に関しては、一部の商品のみ制限を設けている。
- 加工食品には、ある程度の保存料や化学調味料が含まれる商品もある。
- コストを抑えるため、安全基準よりも価格を優先した商品も多い。

「添加物をできれば避けたい」「できるだけ農薬の少ない野菜が欲しい」という人には、パルシステムの方が適しています。
一方で、「ある程度安全で、手頃な価格の商品を選びたい」「スーパーと同じような感覚で利用したい」という人には、おうちコープが向いています。
パルシステムとおうちコープを比較③価格帯とコスパの違い
パルシステム:価格は高めだが品質と安全性を重要視する人にはコスパが良い
パルシステムは価格が高めですが、その分、安全性が高く、品質の良い商品を提供しています。
- 野菜や果物は低農薬・無農薬栽培、肉や魚は抗生物質の使用を最小限に抑えたものが中心、加工食品は無添加・化学調味料不使用の商品が多く、一般的なスーパーよりも価格はやや高価。
- 低農薬・無農薬の野菜、抗生物質不使用の肉など、安全性の高さを考慮するとコスパは良い。
- スーパーでは手に入りにくい国産・高品質な食材が手軽に購入できる。
このように、パルシステムの価格はスーパーや一般的な生協と比べて全体的にやや高め ですが、その分「品質の良さ」や「安全性の高さ」が強みです。
無添加・化学調味料不使用・低農薬の食品が多く、家族の健康を考えると価値が高いといえるでしょう。
「安さ」よりも「品質や安全性」を求める人にとっては、パルシステムの価格は納得できる範囲内であり、結果的にコスパの良い選択肢となります。
おうちコープ:スーパー並みの価格で、利便性重視の人にはコスパがよい
おうちコープは、価格を抑えながらも、スーパー並みに幅広い商品を取り扱っています。
- 野菜や果物、肉、魚などは、スーパーと同じような価格帯で、特売品などもあり、お得感がある。
- プライベートブランド(PB)商品が充実しており、価格を抑えながらバランスの良い食生活を実現できる。
- スーパーに行く手間を省けるため、時間の節約を考えるとコスパが良い。
おうちコープは、「コストを抑えつつ、スーパーと同じ感覚で買い物をしたい」という人に適しており、買い物に行く時間を減らしたい、重たい荷物を持つことなく必要なものをリーズナブルに調達したいと考える家庭に向いている といえます。
パルシステムとおうちコープを比較④配達エリアの違い
パルシステム:1都11県で広範囲に対応
パルシステムは、比較的広いエリアでサービスを提供しています。
対応エリア(1都11県)
- 関東地方:東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県
- 北関東・甲信越地方:茨城県、栃木県、群馬県、山梨県、長野県
- 東北地方:福島県
- 中部地方:静岡県、新潟県
このように、関東圏を中心に、東北や中部の一部地域までカバーしているのが特徴です。
おうちコープ:神奈川・静岡・山梨の3県限定
おうちコープの配達エリアは、神奈川県・静岡県・山梨県の3県のみ となっています。
この3県に特化しているため、対象地域に住んでいる人にとっては、より地域密着型のサービスを受けやすい というメリットがあります。
また、配送エリアが限定されていることで、配達の効率が良く、スムーズな配送サービスを提供できる点も特徴です。
しかし、それ以外の地域では利用できないため、転居などを検討している人は注意が必要です。

ちなみに東京・千葉・埼玉・茨城・栃木・群馬・長野は「コープデリ」という同じような生協を利用することが出来ます。
※コープデリグループの中に「コープみらい」「いばらきコープ」「とちぎコープ「コープぐんま」「コープながの」「コープデリにいがた」があり、地域によってどのコープになるかが決まります。
パルシステムとおうちコープを比較⑤配達システムと使い勝手の違い
パルシステム:クレジットカード支払いに対応、通常配送以外のサービスも◎
パルシステムは、週1回の配達が基本、配達の1週間前に注文をする形です。
- 配達日は地域ごとに固定されており、利用者が自由に選ぶことはできない。
- 注文締切は、配達の1週間前(前の週の配達日翌日13:00)。
- 不在時の受け取りが可能で、専用の保冷箱に商品を入れ、玄関先に留め置きしてもらえる。
- 支払い方法としてクレジットカードが利用可能。生協の宅配サービスでは口座引き落としが一般的な中、クレジットカード払いに対応している点はパルシステムのメリット。
- 「タベソダ」という必要な時だけ注文し、使わない週は手数料がかからないというサービスもある。
- 指定日時に届けてもらえる「パルシステムの指定便」のサービスもある(但し東京・神奈川のみ)。
- 「パルのはこ」という、自宅以外の場所に届けられるサービスもあり、離れて暮らす家族や友人に食品を送ることができる。
このように、パルシステムは基本は週1回の配達だが、ライフスタイルに合わせた柔軟なサービスが充実している という特徴があります。


実は私が最初にパルシステムに興味を持った理由のひとつはクレジットカードが使えるから。
せっかくお金を払うのに銀行引き落としなんてもったいない!
クレジットカードが使えるとポイントが溜まるので嬉しいです!!
おうちコープ:自動確定方式&2週分同時に注文できるので注文し忘れを防ぎやすい
おうちコープも基本は週1回の定期配達ですが、一部地域では「お届け日時指定便」が利用可能 です。
- 配達日は地域ごとに固定されているが、一部のエリアでは日時を指定できる。
- 注文締切が前の週の配達の翌々日午前10時と締切が少し後なので、パルシステムよりも柔軟な注文ができる。
- 不在時の受け取りが可能で、保冷箱を利用した留め置きサービスがある。
- Web注文の際、注文確定ボタンがなく、自動確定方式を採用。追加・削除の操作を行った後、締切時間になるとその内容で自動確定されるため、「確定ボタンを押し忘れて注文が反映されない」というミスが起こらない。
- 2週分のカタログを見ながら注文できる。翌週と翌々週のカタログを見比べることができるし、Webでは翌週と翌々週の入力が出来るシステムになっているので、一度に2週分注文入力できる。
おうちコープは、パルシステムと比べると注文締切が短く、直前の修正も可能 であるため、よりフレキシブルに使える点が魅力です。
また、注文確定ボタンがなく自動確定するシステム は、使い慣れていない人にとってもミスを防ぐ工夫として役立ちます。

私は確定ボタンの押し忘れで注文が出来ないことがたまにあるので、自動確定は個人的にはめちゃめちゃありがたい。
2週分の注文入力できるのも、入力忘れを防ぐにはもってこいなので、ズボラさんは重宝するポイントです。
まとめ:パルシステムとおうちコープ、どちらを選ぶべき?
パルシステムとおうちコープは、どちらも便利な宅配サービスですが、それぞれ特徴が異なります。
パルシステムは、安全性や品質を重視した食品を求める人向けのサービスです。
低農薬・無添加の食材が豊富で、特に子育て世帯に人気があります。価格はやや高めですが、安心して食べられる食材を求めるならコスパは良いといえます。
また、週1回の定期配送が基本ですが、「タベソダ」や「パルのはこ」などの独自サービス で、柔軟な利用が可能です。クレジットカード払いができるのもメリットです。
おうちコープは、スーパー感覚で手軽に使いたい人向けのサービスと言えます。
食品や日用品の品揃えが豊富で、価格も比較的リーズナブル。
注文の締切が短く、2週間分のカタログを見比べながら注文できる ため、計画的な買い物がしやすいのが特徴です。また、「注文確定ボタンなし」のシステム により、ミスを防げるのも魅力。
冷凍食品や調理済み食品が充実しており、忙しい家庭にぴったりです。
食の安全性を重視し、計画的に利用したいならパルシステム、価格や利便性を優先し、柔軟に注文したいならおうちコープがおすすめです。
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