この記事は、結婚出産子育てといった将来のライフプランに備えたキャリアプランを立てて転職すべきかについて、子育てしながらフルタイム総合職で働き続ける筆者が解説していきます。
新卒採用と違い、中途採用(転職)はポストが空いたり増員のタイミングにしか募集しません。
しかも企業によっては、特定のエージェントにしか求人情報を出しません。
理想的な求人に出会う確率を上げるには、複数の転職エージェントに登録するのが鉄則です。
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逆に、転職するかの判断は理想的な求人に出会ってから考えるでも遅くありません。
こればかりはタイミングなので、希望に合う好条件求人が出たらすぐに紹介してもらえるよう、今のうちにエージェントに登録を済ませ希望を伝えておきましょう。
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働く女性の現状:昔よりは環境は整ってきているが・・・
多様な働き方に優しい仕組みができ始めている
私たちの母世代は、卒業後、会社には就職するけれど、数年後、結婚すると寿退社をし、専業主婦になるのが一般的だったかと思います。
もちろん、結婚や出産をしても仕事を続ける人はいましたが、教師や保育士、看護師など、限られた職種で働く人がほとんど。
または、子育てが落ち着いてからパートに出る、といった働き方の人が多かったと思います。
今は、一転して、結婚しても、多くの夫婦が共働き。「結婚をしたから、寿退社」という方が、珍しい時代になってきました。
子供が出来ても、フルタイムで会社員をする人も多いです。
それに合わせて、働く女性の環境が少しづつ整っているのも、事実。
総合職の仕事内容に男女の垣根がないことはもちろん、産休や育休、時短勤務が整備され、待機児童もどんどん解消され、保育園の質も上がっています。
家電も進化し、食洗機や乾燥機付き洗濯機、お掃除ロボットを活用している人も多いですよね(我が家も全てフル活用しています)。
また、コロナの影響もあって、フレックス勤務やリモート勤務(在宅勤務)を取り入れる企業も増え、フレクシブルな働き方がしやすくなってきています。
現実は家事や育児は女性が担う部分が大きい
女性も、かなり働きやすくなってきたとはいえ、しかし、現実は、女性側が背負っているものも大きいのが事実。
・夫婦共にフルタイムなのに、家事の半分以上を妻が担っている
・朝の保育園に行くと、パパが送り担当という家庭は多いものの、お迎え〜寝かしつけまではママが担当という家庭が大半
・夫の帰宅が遅く、平日は妻が1人で育児するワンオペで回している家庭も
・夫は自由に飲み会に行くが、妻は子どもがいるので、会社の飲み会もなかなか参加できない
といった話はとてもよく聞きます。
平成28年の総務省の「社会生活基本調査」によると、6歳未満の子どもがいる夫の家事育児時間は、1時間23分という結果が出ています。
20年前(平成8年)と比べると45分増加しているものの、男性の家庭参加は、まだまだ少ないのが、調査からもはっきり読み取れます。
共働きが一般的になった現在も、女性の家庭で求められる役割は変わらず、仕事と主婦業の両立に苦労している女性は多いです。
フルタイムや総合職で、男性と同じだけ働いて、同じぐらい稼いでいたとしても、です。
また、残業をしないと出世出来ない会社や、時短勤務を選択したことで出世コースから外れてしまうなど、育児でキャリアが閉ざされることも、減ってはきているものの、まだまだ存在しています。
周りの目も気になる
女性でバリバリ働いていると、周りから結婚の心配をされることも少なくないでしょう。
親や友人、上司や同僚から、変なプレッシャーをかけられることもあります。
・バリキャリはモテない
・仕事ばっかりやっていたら、婚期を逃す
・女は、夫を支えて、家庭を守るべき
・家事や育児がしっかり出来た上で、外(仕事)に出るべき
といった声に、押しつぶされそうになることもあると思います。
しかし、そんな古い考え方に振り回されなくて、大丈夫です。親の時代の常識と今の常識は違います。
ただ、人はなかなか自分の常識を変えられず、自分の常識が正しいと思ってしまいがちです。
周り(特に親)は、あなたのことが心配で、それが故に、自分の常識の中のベストを押し付けてきます。
適当にあしらうか、それが邪魔になるのであれば、思い切って遮断し、振り回されない環境をうまく作ってください。
将来が不安な女性がすべきこと
まずは全力で仕事に打ち込む
結婚は、相手がいないと成立しないもの。出会いは、予測不能な要素が絡みます。
不確定なことは、ことが起きてから考えても良いのでは?
もちろん、将来のことを考えて、キャリアについて考えることはとても大切です。
しかし、だからといって、いますぐ仕事をセーブする必要はありません。
むしろ、後で後悔するよりも、出来るときに思いっきり仕事をし尽くす方がいいと思います。
その理由は3つあります。
一つは、他のことを考えずに仕事に打ち込める時期は限られているから。
今は、当たり前かもしれませんが、終わりの時間を考えず仕事に没頭したり、休みの日に朝から晩まで勉強したり出来るのも、今のうちです。
子どもが産まれると、お迎えの時間があったり、休日もお世話をしたり、突発的なお休みが発生したりと、自分だけの都合で思う存分働けない場面が出てきます。子育てだけでなく、介護も同様です。
また、子育てや介護がなかったとしても、歳を取って来ると、時間的に自由があったとしても、体力的に思いっきり仕事に打ち込むことが難しくなります。
思いっきり、仕事に打ち込めるのは、若くてしがらみのない今だからこそ出来うることなのです。
二つ目は、役職が上がっているほど、自由が効くから。
よく、役職が上がると、責任が増えて、結婚や育児との両立が大変になる、と思っている人がいますが、実際は逆です。
役職が上がるほど、裁量が増え、融通が効くことが増えます。
部下だと、上司に従わないと行けませんが、自分が上司だと、会議や色々な締め切りを、自分で設定できるようになります。
チーム作りも上司の役割ですので、自分の働き方をチームに浸透させることも出来ます。
女性は、役職を上がることを嫌う人が多いですが、チャンスが与えられたら、ぜひ掴みにいって欲しいです。
3つ目は、退職したり、仕事のスピードを緩めるのは、いつでも出来るから。
将来を見越して、楽な仕事に変わってしまうと、また今の環境に戻ることは、ほぼ不可能に近いでしょう。
逆に、仕事を辞めたり、スピードを緩めることは、そんなに難しいことではありません。
実際に結婚が見えてきたり、パートナーと将来について具体的に考えだしてから、働き方を変えたとしても、十分間に合うでしょう。
また、若いうちにしっかり力をつけておけば、一度スピードを緩めたとしても、またスピードをあげたくなった時に、あげることが可能になりますし、力があれば社会からも求められます。
自分の可能性を広げるためにも、不確実な将来を憂うよりも、まずは目の前の仕事に一生懸命向き合って、全力で取り組んで見てください。
計画は立てておく
とはいえ、キャリアプランを立てておくのは良いことです。
人間、基本計画がないと、性急に物事を決めてしまい、後悔する事になるからです。
自分の中のやりたいことや人生・キャリアに求めること、それらの優先順位を、一度紙に書き出してみてください。
・自分の目指すキャリア、理想のキャリアを考える
どんなキャリアを積みたいのか。
自分のキャリアの軸となる部分は何なのかをよく考えてみましょう
・自分のキャリアや人生の優先順位を考える
特に、子どもが欲しいかはかなり大きな分岐点。
晩婚でも子供を持つのは不可能ではないし、仕事での経験は結婚人生や子育てに無駄になりません。
逆も然り。但し、生物学的に子どもが産める時期は限られているので、あまり晩婚になると子どもが持てない可能性も考える必要があります
・100%仕事に没頭したい時期と家族の世話に時間を使いたい時期は?
理想通りにはいきませんが、見通しだけでも立てておくべきでしょう。
あと、どれぐらいの期間、仕事に没頭出来るか、いつぐらいからライフワークバランスを考える時期に突入しそうか、出産はもちろん、親の介護はいつぐらいに発生しそうかなど、今から考えておきましょう。
・どんな夫、どんな夫婦が理想か
バリキャリ女子は、ハイスペック男子を好みます。
が、ハイスペック男子は仕事に集中したがることを頭に入れておきましょう。
自分のキャリアを重視するなら、サポートに回ってくれる男性を探すのも一つかもしれません。
理想のキャリアを実現するために、将来のパートナーの家事育児観を育てていくのも大切かもしれません。
パートナー個人の考え方だけでなく、会社の雰囲気についても知っておくと心構えができて良いかもしれません(育休が取りやすいとか休みにくいとか)。
仕事が忙しいしなんとなくやり過ごす、や、親友が結婚したから焦って、と周りに流されるのではなく、自分自身でしっかりマネジメントしていくことがとても大切です。
20代女性のキャリアプランの考え方の記事も参考になると思います。
前向きな転職なら今がチャンス
育児と仕事の両立を不安に思っている人で、転職を考えている場合、恐らく、今よりもセーブする仕事へ移ることを考えているのではないでしょうか。
先述した通り、将来大変になるのを見越して、余裕のある仕事に移るのはもったいないです。
しかし、自分の目指すキャリアを考えた時に今の会社では難しいと思った場合、自分のやりたいことや求める環境に向かって、前向きに転職するのは、とてもいいタイミングです。
というのも、パートナーや子どもを気にせず、思いっきり仕事に打ち込めるのは、この独身の時期だからこそです。
筆者が、外資系企業にチャレンジしたのも20代後半の独身時代。環境の変化に慣れるまで何もしなくても疲れますし、勉強しないといけないこともたくさんありましたが、帰宅後そのまま寝てしまっても問題ないですし、週末も自分の好きなだけ勉強に時間を充てれました。
子どもがいると、終業後も週末も食事の準備など、やるべきことがあるので、自分中心にはなかなかできないですよね。
やりたい事を叶えるついでに、子育てと両立をしやすい環境も合わせて手に入れれる場合もあります。そんな転職先に巡り会えたら、一石二鳥ですね!
まとめ
女性は、独身、DINKS、専業主婦、ワーママ、妊活など、人生の選択肢が多く、だからこそ、迷ってしまいますよね。
しかし、どの生き方を選んだとしても、悩みますし、大変ですし、しかし、楽しいです。
それぞれの生き方を尊重しながら、自分らしい人生を”主体的に”選びとっていくこと”が正解ではないでしょうか。
キャリアも結婚も出産も、「ゼロか100かで考える」は必要はありません。
色々な可能性を残しながら、より良い、より自分に合った人生を選んで、進んでいってくださいね。
「転職活動は仕事の繁忙期が落ち着いてから」「転職活動は次のボーナスをもらってから」と思っていませんか。
中途採用はいつ求人が出るか分かりません。
しかも、条件のいい求人はすぐに埋まるので速やかに応募する必要があります。
求人を見て応募を見送ることは出来ますが、逃した求人を後で取返すことはできません。
転職活動は少し先と思っても、まずはエージェントへの登録し、希望条件に合う求人が手に入る環境を作っておきましょう。
女性の転職なら、迷わずパソナキャリアに登録しましょう。
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多くの女性に向き合ってきた経験とナレッジがあるからこそ、あなたの悩みについても、先人の知恵を教えてもらうことが出来ますよ。