この記事では転職エージェント「アデコSpring転職」の特徴や評判について、中小企業から大手企業へステップアップ転職した筆者が解説していきます。
新卒採用と違い、中途採用(転職)はポストが空いたり増員のタイミングにしか募集しません。
しかも企業によっては、特定のエージェントにしか求人情報を出しません。
将来少しでも転職を考えるのであれば、転職エージェントに登録しておくに越したことはありません。
理想的な求人に出会う確率を上げるには、複数の転職エージェントに登録するのが鉄則です。
今すぐ転職活動しないつもりでも、理想的な求人が出てくるかもしれません!
逆に、転職するかの判断は理想的な求人に出会ってから考えるでも遅くありません。
こればかりはタイミングなので、希望に合う好条件求人が出たらすぐに紹介してもらえるよう、今のうちにエージェントに登録を済ませ希望を伝えておきましょう。
外資系企業への転職なら、JACリクルートメントがおすすめ。筆者も利用しています。
- スタートアップ~大手外資系まで求人が幅広い
- 外資・グローバル企業・ハイクラスに強い
- コンサルタントの対応が丁寧
具体的な転職相談はもちろん「転職タイミング含めた長期的なキャリア相談も丁寧に乗ってもらえる」という口コミもありますので、転職活動をするかどうかも含めて気軽に相談してみましょう。
外資系に強く担当者の質がいい
Spring転職エージェントの概要
会社概要(アデコグループ)
Spring転職エージェントはAdecco Group(アデコグループ)の転職支援サービスです。
アデコはスイスを本国とする総合人材サービス企業で、スイス証券取引所に上場する上場企業です。
世界60カ国以上の国で5000以上の拠点があり、34,000名を超える社員がいる大きな企業です。
世界的な総合人材企業として、厳格な個人情報保護方針とコンプライアンス遵守体制のもと、求職者たちのキャリア開発サポートを行っています。
「アデコ」というと派遣社員のイメージを持っている人も多いかもしれません。
というのも、アデコグループではアデコという派遣会社も運営しています。
サービス概要(Spring転職エージェント)
転職エージェント「Spring転職エージェント」は2017年にブランド誕生し、2022年5月で5周年を迎えています。
誕生後、比較的すぐにコロナ禍となり2年ほど売上はダウンしましたが、2021年後半から大幅な回復をして、コロナ前の売上を超えるほどに業績も飛躍的に回復しています。
働き方改革の一環としてリモートワークを取り入れたり、早々にオンライン面談やセミナーを導入し、時代の変化にいち早く対応しているエージェントです。
2022年オリコン顧客満足度調査の「転職エージェント」ランキングでは「高評価企業」に選出されています。
また、独自に転職者への入社3ヶ月後の転職満足度調査を実施しており、その顧客満足度の評価も高いです。
グローバルの強みを生かし外資系企業に強い転職エージェントとなっていますので、外資系企業に興味がある人にもオススメです。
尚、世界各国の求人紹介は、各アデコの現地法人への問い合わせになりますが、タイ周辺の国々やオーストラリアは日本人専門サポートチームがあるので、それらの国に興味がある人も登録する価値はあると思います。
Spring転職エージェントが気になる人は、公式HPのこちらから登録してください。
Spring転職エージェントの強み・いいところ
職種別の担当制でベストマッチ
多くの転職エージェントは、業界特化型や、業界ごとに担当が別れているケースが多いですが、Spring転職エージェントは、職種別の担当制で、そこから産業・業界ごとのチームに細分化する体制をとっています。
あなたの専門領域に精通したコンサルタントが担当する事で、あなたの価値を正しく理解・把握して、ベストマッチな求人へ導いてくれます。
もちろん、業界ごとに担当が別れているので、担当してくれるコンサルタントは、職種別でも業種別でも、結局「あなたの職種と業種に詳しい担当者」が担当してくれることに変わりはないのですが、組織の組み方によって、チーム内で集まってくる情報が変わってくることと思います。
職種ファーストで組織が組まれることで、より同じ職種の情報がチーム内で回ってきやすくなるだろう、ということです。
多くの人は、同じ職種で、少しまたは大きく業種を変える転職をする人が多いので、そういった場合、この職種ファーストで情報が集まってくるSpring転職エージェントは、メリットになると思います。
企業も担当しているコンサルタントから生の声が聞ける
コンサルタントは、転職エージェントの会社によって、コンサルタントが求職者担当と企業担当に分かれる会社と、1人のコンサルタントが、求職者・企業の両方を担当する会社があります。
スプリング転職サービスでは、1人のコンサルタントが、求職者と企業の両方を担当する方式を取っています。
スプリング転職サービスでは、それを「360度式コンサルティング」と呼んでいます。
これのメリットは、コンサルタントが企業と直接やりとりをしているので、企業に詳しいことです。
社風や雰囲気、求めている人材など、文章にできない肌感の部分も含めて理解している担当者が、あなたと直接会話するので、あなたの雰囲気がその会社に合いそうか、求めている要素を持っているかを判断しやすく、ミスマッチが起きにくいです。
また、普段から企業側とやりとりしているからこそ、生の情報をたくさん持っており、面接対策など受かりやすい情報を共有してもらうことも期待できます。
総合人材サービスだからこその幅広さ
アデコグループは、世界有数の総合人材サービスです。60もの国と地域で展開し、また、事業領域も幅広いです。
例えば、派遣事業で培った豊富なネットワークがあるので、国内有数の大手企業や外資系企業、グローバル企業はもとより、独自の記述力で堅実な成長を続ける優良中堅企業など、幅広い企業の求人を紹介してもらうことができます。
職種に関しても、
と、かなり広い領域の職種をカバーしています。
主な業界は、
です。
また、ミドル〜ハイクラス転職向けに、Spring Executiveというサービスもあります。
こちらは、ITセールス&マーケティング、ライフサイエンス&メディカル、エンジニア、エグゼクティブの4分野に分かれていて、専門のコンサルタントがサポートしてくれます。
更に、フリーランス向けの案件紹介や、障がいをもった人向けの転職支援サービス「ソーシャル・パートナーズ」、女性の為の転職支援サービス「Spring小町」なども展開しています。
海外赴任求人もある
Spring転職エージェントの求人には、日本に拠点のある企業に入社後、すぐに海外へ赴任する、海外赴任前提の求人が存在します。
これは、急に海外展開を強化したい企業や、語学が堪能な社員が少なく困っている企業、ある特殊な技術やスキルを持った人を赴任させる必要がある企業といった、特殊なケースがあるからです。
また、どうしても海外で働きたい場合、海外の現地求人に応募する方法もあります。
現地求人については、アデコの現地法人へ自分で問い合わせをするのが基本ですが、2022年8月時点では、下記の国については、日本法人から直接、転職支援を行なっている様です(一部、地域限定や条件あり)。
ベトナム社会主義共和国
中華⼈⺠共和国
アメリカ合衆国
台湾
スイス連邦
グレートブリテン及び北アイルランド連合王国
メキシコ合衆国
ポーランド共和国
マレーシア
⼤韓⺠国
⾹港
カナダ
シンガポール
スペイン
また、オーストラリアとタイには、日本専門サポートチームがあります。
タイでは、タイだけでなく、シンガポール・マレーシア・インドネシア・ベトナム・フィリピン・カンボジア・ラオス・ミャンマーをカバーしていますので、それらの国に興味がある人は、一度、問い合わせをしてみてください。
Spring転職エージェントの弱点・よくないところ
求人数が他の大手転職エージェントと比べると少ない
Spring転職エージェントは、求人の数が、他の大手転職エージェントと比較すると少ないです。
2022年8月8日時点で公開求人数を調べると37,715件とあり、258,480件の求人を持っている最大級エージェントのリクルートエージェントと比べると、桁ひとつ少ないです。
ただし、数は少ないですが、求人の質は良い様です。数がたくさんあっても、全て選考に進めるわけではありません。
少なくても、良質で自分に合う求人と出会いたい!と思っている人であれば、あまり問題はないとは思いますが、とはいえ、絶対数は少ないのは事実です。
自分から積極的にいかなければサポートは薄め
Spring転職サービスは、自ら積極的に動かなければ、サポートは薄めの傾向があります。
これは、採用している360度式コンサルタント方式のデメリットでもあり、仕方ない部分もあります。どういうことか、説明します。
Spring転職エージェントでは、先ほども述べた様に、一人のコンサルタントが、企業様と求職者の両方を担当します。
ですので、私たち求職者から見ると、この企業の求人はAさんが担当、こちらの求人はBさんが担当、という風に、求人によって担当のコンサルタントが変わることになります。
あなた担当が付く転職エージェントの場合、あなたの活動全体をみてアドバイスしてくれるかもしれませんが、Spring転職エージェントの場合、担当者が、求人ごとに違うので、自分から積極的にアプローチしないとコンサルタントとの関係が深まらなかったり、どのサポートをもっと欲しているかを自ら発信して支援してもらう必要があります。
支援を求めると、どのコンサルタントも積極的にサポートしてくれるので、サポート力に心配はありませんが、自動的に積極的サポートをしてもらえると期待していると、少し戸惑うかもしれません。
また、たくさんの求人の紹介をしてもらっていると、担当者が増えていき、誰がどの担当で誰に連絡をすればいいか、混乱したり、面倒に感じてしまう人も出てくるでしょう。
時間がない中、転職活動をしている人などは、窓口がたくさんあることがデメリットに思えてしまう可能性があります。
とはいえ、多くの場合、自分がメインターゲットにしている求人を持っているコンサルタントとの接触が必然的に一番多くなるので、その人にたくさんフィードバックを返すことで、サポートに関しての心配はなくなるでしょう。
国内の拠点数が多くない
Spring転職エージェントは、世界的にはNo1とも言われている大手人材サポート会社ですが、日本国内だけでいうと、東京・大阪・名古屋の3拠点だけになります。
これまでは、「オフィスまで遠い・・・」という声もよく聞きました。
しかし、コロナ禍になってからは、どこもオンライン面談に力を入れている様に、Spring転職エージェントもオンライン面談を積極的に取り入れています。
対面での面談でないと嫌だ!!という希望がなければ、拠点の少なさはあまり気にならないかもしれません。
Spring転職エージェントの評判・口コミは?
Spring転職エージェントの評判や口コミはどうなのでしょうか。
もちろん、担当者にもよりますが、「担当者の対応が丁寧」「サポートが良い」という声がみられました。
サポート体制が非常によかった
250社書類落ちした僕が通ります!
リクルートエージェント、Doda、アットタイプ、アデコ、マイナビエージェントを利用してました!
個人的にアデコspringが良かったです
大きいエージェント会社さんではないのですが、サポート体制が非常に良かったです
X(旧Twitter)より
事務職志望はブラックまがいの求人ばかりと感じた
面接練習を1時間もしてくれた
【僕の転職活動】エージェントさんアデコを使っていますが対応に大感謝してます。
面接前に企業の説明などしてくれますが1Hも時間をとって面接練習をしてくれた。
人によるとはいうがこの担当さんの対応ありがたい!
レスポンスは早かったが、担当者がやや強引だった
【良かった点】
•面接対策あり
•必要書類添削あり
•レスポンス早かった
【イマイチな点】
•担当者がやや強引
•求職者の特徴を生かした求人紹介とは少しズレがあり、営利主義的な発言があった。
コロナで落ちた業績を挽回したくて必死さが伝わってきた。
•基本電話でしか連絡してこず、zoomとかで顔合わせなどなかった。
他社は門前払いだったが、ここは親身に相談に乗ってくれた(海外移住)
海外に移住したくて、登録しました。学歴や経歴があまりなく、他では門前払いでしたが、ここの担当者は比較的親身に相談に乗ってくれました。
英語だけでなくタイ語もできたこともあり、求人を紹介して頂けて、無事内定をもらい、タイへ移住することが出来ました。
キャリ策 |独自調査
面接の対策がよかった
元同僚が使っていたので、名前を知り、登録をしました。
他の転職エージェントと違うなと思ったことは、普通は登録後、バンバン求人紹介メールが届くと思いますが、ここは面談をしてヒアリングをした後で、きちんと選りすぐりの求人を出してくれました。
5件ほどあり、どれもよかったのですが、そのうちの1社を受けて、その会社から内定を貰いました。
面接の対策もしてもらえたのが大きかったと思います。次回もまた利用したいと思います。
キャリ策 |独自調査
職歴が薄くても、面談してもらえた
積極的に転職活動をしたいと思い、他の転職エージェントに登録したものの、職歴が薄いためか、お断りをされてしまいました。
しかし、Springさんは面談をしてくれ、丁寧に話を聞いてもらえてとてもよかったです。
キャリ策 |独自調査
転職エージェントは、ターゲット層でない場合は、面談をお断りされることがよくあります。
しかし、Spring転職エージェントは、誰でも面談をしてもらえるという話がありますので、他の転職エージェントに申し込んで、断られてしまった場合でも、Spring転職エージェントでは、チャレンジしてみる価値はあるでしょう。
まとめ:外資系やグローバル企業を目指すならおすすめ
いかがでしたか。Spring転職エージェントは、外資系企業やグローバル企を目指す人や、同じ職種に転職をしたい人、積極的に転職をしたいと考えている人にオススメです。
今のキャリアに満足をしていない人は、是非一度、無料相談をしてみてください。
実際に求人をみたり、自分のスキルや経験ではどれぐらいの年収・ポジションが射程圏内なのかを教えてもらうことで、転職がグッと現実的なものになります。
ぜひ、登録&無料面談をしてみてくださいね。
「転職活動は仕事の繁忙期が落ち着いてから」「転職活動は次のボーナスをもらってから」と思っていませんか。
中途採用はいつ求人が出るか分かりません。
しかも、条件のいい求人はすぐに埋まるので速やかに応募する必要があります。
求人を見て応募を見送ることは出来ますが、逃した求人を後で取返すことはできません。
転職活動は少し先と思っても、まずはエージェントへの登録し、希望条件に合う求人が手に入る環境を作っておきましょう。
外資系企業への転職を希望するならJACリクルートメントがおすすめ。筆者も利用しています。
- スタートアップ~大手外資系まで求人が幅広い
- 外資系企業やハイクラスに強い
- 担当者の質がよい
具体的な転職の相談だけでなく「キャリア全体や転職のタイミングの相談などにも丁寧に乗ってもらえる」という口コミもあります。
面談すると、自分のスキルだとどんな求人が紹介してもらえるのか教えてもらうことができます。
すぐの転職でなくても、現状を把握する為まずは話をしてみましょう。。