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転職の面接、就活の面接とはどう違う?準備しておきたいポイント

転職の基礎知識

転職活動を進める中で、避けて通れない面接。

「面接は、新卒の就職活動(就活)の時以来!」という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、転職の面接について、中小企業から大企業へステップアップ転職した筆者が解説していきます。

この記事でわかること

✔︎就活の面接と転職の面接の違いは?
✔︎転職の面接、何を準備すればいいの?

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転職者に求められること(新卒者との違い)

面接の違いを考えるにあたり、まずは、転職者に求められていることを整理してみましょう。

即戦力であること

まずは、企業が転職者に何を求めているか、を考えてみましょう。

新卒者ではなく、転職者を取る理由は、色々とあるとは思いますが、その中でも大きいのが、経験を積んでいること、つまり、即戦力であることでしょう。

教育をしている時間がなかったり、新しい分野で自社にスキルがある人がいない場合、そういった、採用してすぐに活躍してくれる人材であることが、重要なのです。

ですので、企業側は、どういう経験を積んだ人なのか、活躍してくれそうな人材なのか、自社で不足している所の即戦力になりそうか、をよく見ています。

シューカツでも、大学で頑張ったことや大学で取り組んだことの経験や実績を話したじゃないか、と思うかもしれませんが、全然違います。

シューカツでは、学業や部活、バイトでの取り組みを通じて、努力する力やリーダーシップといった人間性、思考、実行力などが主な内容だったと思います。

しかし、転職では、どういう仕事をしてきたか、どういう成果を出してきたか、という仕事での経験・実績が問われるということです。

その違いを頭に入れて意識すると、面接でより相手が求めている内容を話すことが出来、受かる確率が上がるでしょう。

第二新卒や経験が少ない人の場合

新卒就職後、すぐに仕事を辞めてしまったり、経験が浅い状態で転職をしたい場合、話せる職務経験が少なかったり、場合によっては、ほぼ無い場合もありますね。

その人は、即戦力としての価値は無いのでしょうか。

第二新卒を求める企業のニーズを考えてみると、「礼儀作法やビジネスマナー、ビジネスメールといった基本的なことを教えるのは面倒だけれど、新卒ぐらいフレッシュで、将来性のある人が欲しい」といった所ではないか、と思います。

そう、経験というのは、なにも職務経験だけでなく、社会人としての経験も含みます。

ビジネスマナーを身に着け、実際に社会で働いたことも、経験のひとつです。

基本的な研修はすっ飛ばして、実務に入っていけるのが、新卒者とは違う所ですね。

シューカツの面接も転職の面接も根本は同じ

やっぱり、シューカツと転職の面接は、違うのね。と思った、あなた。

それは、正しくもあり、間違いでもあります。

経験に関する質問が増えるとはいえ、面接における、重要な根幹は、同じ。

自社の一員としてふさわしい人物か、意欲的に取り組む姿勢か、協調性やコミュニケーション能力があるか、なども、変わらず重要視されます。

シューカツでも、転職活動でも、面接で意識すべき事柄をみていきましょう。

身だしなみ

よく、第一印象は重要と言いますが、第一印象は出会って5秒で決まる、と言われます。

また、初頭効果といって、最初に与えた特性が印象として強く残り、その後の評価に大きな影響を与える、という研究結果もあります。

そんな、会って5秒で決まる「第一印象」ですが、人間は、聴覚・視覚・言語の中で、視覚からの情報が全体の55%と言われています。

つまり、出会って5秒の、目から入ってくる情報が半分以上を占めるということです。

 ・その場に合った服装か
 ・服にほつれや、しわ・汚れが無いか
 ・靴やカバンが綺麗か
 ・爪や髪色が派手だったり、化粧が濃くないか

面接では、服装は迷ったらスーツ。装飾品や爪、化粧なども含め、TPOをわきまえた格好になっているかを確認しましょう。

話し方

面接では、話す内容も重要ですが、話し方でも、相手の印象が大きく変わってきます。

声のトーンや大きさ、スピードに注意しながら話しましょう。

日本人は、声のトーンが高い人が多いですが、低いトーンで、お腹から声を出す方が伝わりやすい、と言われています。

また、文章があまりにも長いと、話がややこしくなり、聞いている側も話している側も何を話しているか分からなくなってしまったりします。

出来るだけ、ひとつひとつの文章を短く、簡潔に話すことも、伝わりやすく話すコツです。

ハキハキしなきゃと、無理をして明るく振る舞う必要はありませんが、相手を気遣い、聞き取りやすく、理解しやすい話し方を意識しましょう。

面接での姿勢・態度

話す内容だけでなく、表情や語調からも自社と合うかや、業務を遂行できる能力があるか、推考されています。

ですので、面接の際には、シューカツで意識していた様に、

 ・背筋を伸ばし、相手の目を見て話す
 ・会話形式で、しっかりと言葉のキャッチボールを交わす
 ・誠実な受け答えをする

といった基本的なことは、しっかりと意識しましょう。

特に、20代での転職は、ポテンシャル採用の要素も大きいです。

会話の中で、自分を自然に売り込むことが大切です。

転職ならではのポイント(面接の質問)

では、面接では、具体的にどういうことを聞かれるのでしょうか。

シューカツでは聞かれなかった質問について、見てみましょう。

自己紹介

通常、面接の最初に「自己紹介」を求められます。「自己紹介をお願いします」と言われたら、あなたなら、なんと答えますか?

シューカツの時は、「○○大学xx学部の○○○○です。よろしくお願いします!」と答えていたと思います。

ですので、「△△株式会社xx事業部の○○○○です。よろしくお願いします!」と答えてしまいそうですが、それはあまりよくありません。

まず、転職活動は会社の看板を背負っているわけでなく、個人の活動ですので、会社名を名乗る必要はありません。

同様に、会社の名刺を渡す必要もありません!

自己紹介で企業が知りたいことは、「仕事」に関することです。

もう少し噛み砕いて言うと、転職後に活かせる職務経験や強みです。

下記の内容を1分程度にまとめて、お伝えするのがいいかと思います。

 ・名前
 ・どういう仕事に携わっているか
 ・どういう実績を上げてきたか
 ・応募の動機や意気込み

いろいろ盛り込みたくなりますが、ここはあくまで種まきです。

自分が話したいことをその後の質問で突っ込んでもらえる様、布石を散りばめながら、30秒~1分程度で完結にまとめる様にしましょう。

自己紹介例

山田花子と申します。本日は貴重な時間を頂き、ありがとうございます。

私は、これまで中小企業をターゲットとした法人営業をして参りました。

弊社は中小企業のシェアが少ない為、新規開拓がメインとなりましたが、前期は目標を120%達成し、新規顧客獲得数も事業部でトップでした。

今回、異業種へのチャレンジではありますが、これまでの経験を生かして、急成長している御社で、新規顧客拡大に貢献したいと思っております。よろしくお願いいたします。

職務経歴

職務経歴、これが、シューカツとの一番大きな違いでしょう。

これまでどういう仕事をしてきたのか、については、企業がまずは一番聞きたい部分です。

日本のシューカツでは、総合職として一括採用する会社がほとんどです。

スキルを重視する職種もありますが、多くの場合、何を学んでいたか、(仕事につながる)どういう経験をしたか、は99%関係ないと言っていいくらい、人間性や基本的な能力、ポテンシャルがありそうか、が重視されましたね。

それが、転職になると一転。

”即戦力”が求められる訳ですから、具体的にどういう職務経験や職務スキルがあるのか?が重要になってくるわけです

(もちろん、人間性や基本的な能力、ポテンシャルも見られますが、同等かそれ以上に職務経験・スキルも見られます)。

意識してほしいポイントは、「○○業務をしてきました」という業務内容を伝えるのではなく、そこからどういう知識や能力が身に付いたのか、どういうマインドで仕事をしてきたのか、を伝える、ということです。

職務経歴例

私は、3年間、中小企業をターゲットとした法人営業をして参りました。

中小企業では、トップの権限が大きい為、いかにトップに魅力を感じてもらえるかが鍵でした。

その為、いかに上層部にアピールするかを現場担当者と共に考え、プレゼンも手厚く支援しました。

お陰で、現場の声を汲みながら、上層部に納得してもらえるポイントを見つけるスキルが上がり、現場にも上層部にも満足度高く、ご利用頂くことが出来ていることは、私の誇りです。

これまでの実績(成功、失敗)

 ・成功したプロジェクトについて教えてください。成功した理由は?
 ・失敗した経験を教えてください。それをどう乗り越えましたか?

これまでの、成功体験や失敗談について、聞かれることも多くあります。

様々なトピックが思い浮かぶと思いますが、「人間関係の話」「時間の使い方」などではなく、「仕事での話」「業務改善での話」などを選びましょう

企業は、あなたが、仕事でどういう経験をしているのか、仕事に対してどう考え、どう取り組んでいるのか、を知りたがっているからです。

社会人経験が少ない場合、学生時代の話をしたくなってしまいがちですが、同じ理由で、学生時代の話ばかりするのは避け、出来るだけ社会人での話を中心に話しましょう。

転職をしたい理由

これも、必ず聞かれる、鉄板の質問です。企業は、なぜあなたが会社を辞めたか(又は辞めたいか)を聞いてくるでしょう。

その心は、その人が自社で活躍してくれそうかそして、辞めてしまわないか(ミスマッチで採用してしまわないか)を知るためです。

私たちは人間ですから、やはり、上司が嫌いだとか、評価されないとか、残業が多いとか、様々不満は抱えているものです。

しかし、それをそのまま伝えてしまうと、ただの愚痴こぼしになってしまいます。

そうすると、相手に「この人は、他責の人だな」と、マイナスな印象を与えてしまします。

一方、トラブルや不満は、つきもの。それに対して、どういう対応を取っているかで、相手の評価も変わります。

不満に対して、自ら起こしたアクションや改善努力について伝え、その上で、転職に至った理由に繋げるとよいでしょう。

例えば、「残業が多くて大変なので、転職したいです」と言われると、「この仕事も場合によっては残業が発生するから、この人には合わず、辞めてしまうかもしれない」と思われてしまうかもしれません。

しかし、

「現職では、深夜残業が常態化し、毎晩12時まで働いている状態です。
業務の外注化や人員の補充を提案しましたが受け入れられず、業務改善の提案もしてみましたが、これまでのやり方を変えたがらない社風で、なかなか業務改革も難航しています。
健康とライフワークバランスを考え、転職をしたいと考えました」

と言われると、かなり印象も違います。

もうひとつポイントとしては、嘘はつかないこと。

質疑応答で、整合性が取れなくなることも考えられますし、何より、転職後、ミスマッチが起きてしまう可能性が高くなります。

転職を決意した理由は、ネガティブな部分がきっかけかもしれませんが、それに対して、前向きな行動や前向きな思想で、熱意をもって前進する姿勢で、転職理由をまとめれるといいですね。

内々定や内定キープはない

面接に付随して、もう一点、シューカツと大きく違う点は、内定受諾の期間と、仕事を始めるまでの期間です。

シューカツでは、内定が出てもそれをキープしてシューカツを続けたり、何週間何か月先の別業界の結果が出るまで内定受諾を保留させてもらってもらうこともよく聞きます。

しかし転職活動では、採用通知(合格)が届いてから、一般的に1週間程度で、入社承諾の返事を行います。

同時期に別企業でも最終面接を受けていれば、多少待って貰えることはありますが、何週間も何か月も待たせることはできないでしょう。

ですので、シューカツ時の様に、とりあえず手あたり次第に色々受けてみるのではなく、本命から受けましょう。

出来れば、本命の会社の最終面接に合わせて、複数の会社を受け、同時に採用通知を貰えるように出来れば最高ですね。

まとめ

シューカツ同様、性格や人間性、基本的な能力を見られる一方、これまでの職務経験や即戦力としての期待値が見られるのが転職活動の面接だ、と共通点と相違点を感じていただけたかと思います。

面接内容や質問は、会社によって異なります。もちろん、会社ごとに、よく聞かれる質問もあります。

転職エージェントを通して応募すれば、たいてい、転職エージェントが、その会社での「よくある質問」を教えてくれます。

しっかり、対策を行いたい人は、転職エージェントを活用することが、近道になりますよ。

「転職活動は仕事の繁忙期が落ち着いてから」「転職活動は次のボーナスをもらってから」と思っていませんか。

中途採用はいつ求人が出るか分かりません。

しかも、条件のいい求人はすぐに埋まるので速やかに応募する必要があります。

求人を見て応募を見送ることは出来ますが、逃した求人を後で取返すことはできません。

転職活動は少し先と思っても、まずはエージェントへの登録し、希望条件に合う求人が手に入る環境を作っておきましょう。

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この記事を書いた人
ふゆみ

中流大学卒。中小企業でキャリアスタートしたが、転職を経て、現在、大手外資系企業で勤務中。

結婚、出産、育休を経験し、子育てもしながら、フルタイム勤務で働くワーママでもある。

女性は、ライフイベントが多い上に、仕事をしていても家事育児は女性比重が重く、その上、まだまだ男性社会の中で結果が求められる。そんなハードモードの人生ではあるけれど、女性が、仕事もプライベートも、楽しく幸せに生きていく為のヒントになればと、発信をしています。

趣味は、旅行と、食べること。TOEIC875

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