SIerが辛くて辞めたい!しんどい!と考えているけど、自分のスキルに自信がない。セカンドキャリアをどうすればいいかわからないと悩む人は多いでしょう。
この記事では、実際にIT業界で働き元SIerの人とも数多く働いてきた筆者が、SIerが辛くて辞めたくなる理由や身についているスキル、おすすめの転職先などを解説していきます。

新卒採用と違い、中途採用(転職)はポストが空いたり増員のタイミングにしか募集しません。
しかも企業によっては、特定のエージェントの非公開求人にしか求人情報を出しません。
理想的な求人に出会うには、時間を味方につけ、大物がかかった瞬間に釣り上げるのです。
「理想的な求人があれば転職したいけどそんな求人出てない」と思っている人は、今すぐ転職エージェントに登録してください。

出てきた求人への応募を断ることはできても、募集が締め切られた求人に応募することはできません。
つまり、転職するかの判断は理想的な求人に出会ってから考えるでも遅くありません。
こればかりはタイミングなので、希望に合う好条件求人が出たらすぐに紹介してもらえるよう、今のうちにエージェントに登録を済ませ希望を伝えておきましょう。
▶︎転職エージェントは併用しないともったいない!まずは登録しておきたいサービスはこちら
複数エージェントに登録すれば求人や担当者を比較することが出来、自分に合う担当者・腕のいい担当者を見つけられますよ。
また特定のエージェントにしか求人を出していない会社もあります。それを逃さない為にも無料のサービスなのですから気になるエージェントは全て登録しておきましょう。

大きな買い物をする時は相見積もりを取って比較をしますよね。1日の大半を過ごす仕事なのですから、しっかり比較検討して妥協なくベストな求人を見つけ出しましょう。
SIerとは?
SIerの概要
SIer(システムインテグレーター)は、情報システムの企画・提案から設計・開発、導入、運用・保守までをトータルで手掛ける企業です。
顧客のニーズに応じた最適なシステムを構築し、企業の情報化を支援します。
特に、大手企業や官公庁などの大規模プロジェクトを手掛けることが多く、高度な技術力とプロジェクト管理能力が求められます。
SIerは、多様な業界の知識と最新のIT技術を組み合わせ、顧客のビジネス価値向上に貢献することを目指しています。
SIerの開発・エンジニアについて
SIERの開発・エンジニアは、顧客の要望に基づいたシステムの設計・開発に携わります。
プログラミングスキルはもちろん、システム設計能力やデータベースに関する知識も必要とされる職種です。
また、最新の技術トレンドを常に学び、それをプロジェクトに活かす能力も求められます。
開発プロセスの中で、顧客やプロジェクトチームとのコミュニケーションを取りながら、品質と納期を守ることが大切です。
技術的な課題解決だけではなく、チームで協力してプロジェクトを進めていく協調性も重要になります。
SIerの営業について
SIerの営業は、顧客に対してシステムの提案や販売を行う仕事です。
顧客のビジネス課題を理解し、それに最適なシステムソリューションを提案することが主な役割です。
このため、IT技術の知識に加えて、顧客の業界知識やビジネスプロセスに関する理解が必要です。
また、顧客との信頼関係を築き、長期的な取引に繋げるためのコミュニケーション能力も求められます。
プロジェクトが決定した後は、プロジェクトチームと連携して、顧客の要望が適切に反映されるようにサポートすることも重要な仕事の一つです。
SIerのプロジェクトマネージャーについて
SIerのプロジェクトマネージャーは、システム開発プロジェクトの成功をリードする責任を持ちます。
スケジュール管理、品質管理、コスト管理など、プロジェクトの全体を通じて管理する役割を担います。
プロジェクトの目標達成のために、チームメンバーの能力を最大限に引き出し、効率的にタスクを割り当てることが求められます。
また、顧客との交渉や調整も頻繁に行い、プロジェクトの進行における課題を解決していく必要があります。
プロジェクトマネージャーは、技術的な知識だけでなく、高いコミュニケーション能力とリーダーシップが求められます。
SIerが辛い!辞めたい理由
長時間労働でワークライフバランスが取れない
SIer業界では、顧客の要望に応えるために長時間労働が常態化している場合が多いです。
プロジェクトの締切に追われる毎日で、プライベートの時間が確保できず、ワークライフバランスの取りづらさに悩む人も少なくありません。
このような環境は、身体的・精神的な健康を害する原因となり、労働意欲の低下にもつながります。
過度なストレスとプレッシャー
SIerの仕事は、高度な専門技術を要求されるうえ、顧客からの厳しい要求や締切へのプレッシャーが伴います。
また、プロジェクトがうまく進まない時の責任の重さや、失敗への恐怖が過度なストレスとなり、心身の健康を蝕むこともあります。
このようなストレスフルな環境は、仕事への情熱を失わせる原因にもなり得ます。
プロジェクトの多様性が乏しくキャリアアップが難しい
一部のSIerでは、同じようなプロジェクトが続くことがあり、仕事の多様性や新鮮さが感じられなくなることがあります。
技術的な成長や新しい挑戦を望む人にとっては、やりがいを感じにくくなり、モチベーションの低下につながります。
また、自身のスキルアップやキャリアの展開に制限を感じる原因となることもあります。
SIerを辞める前にすべきこと
辞めたい理由の明確化
SIerを辞めたいと考えたとき、まずはその理由を明確にすることが大切です。
長時間労働、過度なストレス、キャリアアップの難しさなど、具体的な理由を挙げてみましょう。
自分が直面している問題を理解することで、次に取るべき行動が見えてきます。
また、辞めたい理由が仕事の環境にあるのか、仕事内容にあるのかを区別することも重要です。
これをしっかり明確化しておかないと、仮に転職に成功しても、転職先でもまた同じ悩みに陥ってしまう可能性が高くなります。
仕事のやり方の見直し
辞めたいと思う前に、まずは現在の仕事のやり方を見直してみましょう。
効率的なタスク管理や時間管理の方法を取り入れることで、ワークライフバランスの改善が見込める場合があります。
また、ストレスマネジメントの技術を学ぶことで、仕事のプレッシャーに対処する力も養えます。
自分自身の働き方を改善することで、問題が解決する可能性もあります。
社内異動や改善策を探る
今の仕事が辛い辞めたいと思っても、辞める前に、社内での異動ができないか探ってみましょう。
社内公募など、社内異動のシステムを持つ企業も増えています。
社内公募に興味があるポジションが無い?
その場合、希望の部隊の知人や上司と情報交換をすると、ポジションが空いたら声をかけてもらえたり、気に入ってもらってポジションを作ってもらえたりするかもしれません。
積極的に動くのが重要です。
また仕事を変わらずとも、自分の課題や不満を改善することで、辛い気持ち辞めたい気持ちがなくなるかもしれません。
そんな変わるわけない!と思うかもしれませんが、言ってみると意外と変わったり改善したりするものです。
一度アクションしてみる価値はあります。
転職活動の準備
社内での解決が難しい場合は、転職を検討することになるかもしれません。
その場合、退職する前に転職活動を始めるべきです。
働きながらの転職と辞めてからの転職では、年収交渉などで有利不利が大きく違います。
またもし決まらなかった場合焦ってしまい、希望の条件でなくても転職してしまったり妥協してしまいやすいです。
精神的にも仕事を続けながら転職活動をすることがおすすめです。
業界や職種のリサーチ、履歴書や職務経歴書の作成、面接対策など、転職活動には多くのステップがありますが、何から始めていいかわからない人は、まずは転職エージェントに登録をして、面談することから始めましょう。
SIerで身につくスキル
プロジェクトマネジメント能力
SIerでの勤務は、プロジェクトマネジメント能力を高める絶好の機会です。
プロジェクトの企画から運営、終了までの一連の流れを管理し、時間、予算、人材の配分など、多くの要素を考慮しながらプロジェクトを成功に導く必要があります。
この過程で、リーダーシップ、問題解決能力、リスク管理能力など、多岐にわたるスキルが身につきます。
これらの経験は、将来的にどの業界においても価値のあるものとなります。
コミュニケーションスキル
SIerの仕事では、顧客やチームメンバーとのコミュニケーションが非常に重要です。
一つのプロジェクトにたくさんの人が関わることが多いです。
プロジェクトの進捗を共有したり、要件を調整したりする際に、明確かつ効果的なコミュニケーションが求められます。
また、時には誤解を解消したり、衝突を解決したりする必要もあります。時間と予算を考慮し、顧客と交渉する必要もあります。
これらの経験を通じて、聞き手に合わせた伝え方を学び、高度なコミュニケーションスキルを身につけることができます。
顧客ニーズを把握する力
顧客のニーズを正確に理解し、それに応える提案を行うことはSIerの重要な役割です。
顧客とのやり取りの中で、ビジネスの課題や要求を深く掘り下げ、最適なソリューションを提供する力が鍛えられます。
この過程で、ビジネス分析能力や問題解決能力が自然と身につきます。
また、様々な業界の顧客と接することで、幅広い業界知識も習得することができ、これらのスキルは他の職種に転職する際にも大いに役立ちます。
SIerにおすすめの業種職種
ITコンサルタント
SIerでの経験を携えて、ITコンサルタントへ転向するのはひとつのセカンドキャリアでしょう。
顧客のビジネス課題を理解し、最適なITソリューションを提案する能力は、SIerでの業務を通じて磨かれます。
また、プロジェクトマネジメントや顧客折衝の経験も、コンサルタントとしての価値を高めるでしょう。
ITコンサルタントは、企業のIT戦略立案やシステム導入支援など、より戦略的な視点から顧客を支援することが求められます。
社内SE
社内SE(システムエンジニア)への転職も、SIerからのキャリアチェンジに適しています。
企業内の情報システムの開発や運用、管理を担当し、事業の効率化や最適化を図ります。
SIerで培った技術力やプロジェクト運営のノウハウを活かし、社内のIT環境を支える重要な役割を果たすことができます。
これまでお客様としてしか関われなかった様々なシステムですが、今度は自分の会社のシステムとなるので、やりがいも出るでしょう。
働き方も、SIerに比べると緩やかな企業が多く、ワークライフバランスもとりやすいでしょう。
IT企業の営業・SE・技術営業
SIerの経験者は、IT企業での営業、システムエンジニア(SE)、技術営業にも向いています。
IT製品やサービスの深い知識と顧客のニーズを理解する力を活かして、営業活動や技術サポートを行います。
様々な製品やサービスを扱ってきた経験があれば、比較をしながら自社の製品の良さを伝えることが出来るので、とても役に立ちます。
製品の技術的な魅力を顧客に伝え、信頼関係を築くことが重要であり、SIerでの経験が大きな強みとなります。
プロダクトマネージャー
プロダクトマネージャーは、製品の企画から開発、市場導入までを統括する職種です。
市場のニーズを捉え、ユーザーに響く製品を創り出すためには、技術的な知識とともに顧客のニーズを深く理解する力が求められます。
SIerでの経験は、これらのスキルをバランス良く身につける絶好のポジションだったと言えます。
また、プロダクトマネージャーとして成功するためには、SIerで培ったプロジェクトマネジメント能力やコミュニケーションスキルが非常に役立ちます。
SIerにおすすめの転職サービス
外資ITやハイクラスにも強い:JACリクルートメント

アジアで最大級のネットワークと知名度
- 外資系企業や英語を活かす求人に強い
- 日本人コンサルタントが丁寧にサポート
担当者の質が全体的に高い - 長く付き合えるキャリアのパートナー
転職サイクルの短い外資系の人には◎
外資系企業を狙うなら外せない
ITエンジニア向け:レバテックキャリア

まだ出会えていない、ハイクラス求人がここに
- ITエンジニア経験者専門のエージェント
600万円以上の求人5,000件以上保有 - 大手IT企業からWeb系、スタートアップ
人気企業から成長企業まで、幅広く網羅 - 複数回の推薦文や書類添削、年収交渉で
年収アップ率が77%!*
*2019年6月~2020年5月で転職が決定した方(未経験分野への転職を除く)
社内SEを目指すなら:社内SE転職ナビ

社内SEに特化!客先常駐から脱却したいなら
- 客先常駐のない求人の検索が可能
SE経験はあれば社内SE未経験者でもOK - SI、社内SE、Webエンジニア、
ゲーム業界などのエンジニアにおすすめ - サポートは手厚いが転職を急かされない
市場価値を知るなら:ビズリーチ

管理職やスペシャリスト、グローバル人材向けの求人多数
- 採用企業者数15,500社以上
ヘッドハンター1,700名以上登録 - 登録するだけでスカウトが届く
市場価値を知る為だけでも有益 - 1,000万円以上の求人が1/3以上
ハイクラス求人が多く掲載
登録してスカウトを待つだけ
まとめ:SIerは大変だけど活かせるスキルもたくさんある
SIerは納期が厳しかったり、顧客とプロジェクトの狭間で苦しい思いをすることもあると思います。
しかし思っている以上にスキルはたくさん身についており、それを活かした転職先もたくさんあるでしょう。
転職エージェントの面談などもうまく活用しながら、自分の強みを正しく把握し、自分にとってより良い環境も手に入れてくださいね。
「転職活動は仕事の繁忙期が落ち着いてから」「転職活動は次のボーナスをもらってから」と思っていませんか。
中途採用はいつ求人が出るか分かりません。
しかも、条件のいい求人はすぐに埋まるので速やかに応募する必要があります。
求人を見て応募を見送ることは出来ますが、逃した求人を後で取返すことはできません。
転職活動は少し先と思っても、まずはエージェントへの登録し、希望条件に合う求人が手に入る環境を作っておきましょう。
▶︎転職エージェントは併用しないともったいない!まずは登録しておきたいサービスはこちら
複数エージェントに登録すれば求人や担当者を比較することが出来、自分に合う担当者・腕のいい担当者を見つけられますよ。
また特定のエージェントにしか求人を出していない会社もあります。それを逃さない為にも無料のサービスなのですから気になるエージェントは全て登録しておきましょう。

大きな買い物をする時は相見積もりを取って比較をしますよね。1日の大半を過ごす仕事なのですから、しっかり比較検討して妥協なくベストな求人を見つけ出しましょう。