「女性でインフラエンジニアはやめとけって本当?」
「AIが普及してくる中で、インフラエンジニアに将来性はあるの?」
「インフラエンジニアは夜勤や休日対応がきついと聞くので働き方が不安」
インフラエンジニアという職種に興味はあるものの、ネットで「やめとけ」といった否定的な情報を目にすると、転職やキャリアチェンジに二の足を踏んでしまう人も多いようです。
技術職に対するハードルはもちろん、職場環境への不安や働き方などライフスタイルへの影響、AIの台頭による将来性など、気になる点がいくつも重なるでしょう。
しかし、インフラエンジニアは意外と穴場おすすめ職種のひとつです。インフラエンジニアは手に職であり高い需要と安定性があります。キャリアの多様性もあり、AIが台頭してきたとしても、広いキャリアの広がりがあるとも言えます。
この記事では、実際にIT業界で働きエンジニアの同僚も多い筆者が、なぜ「インフラエンジニアはやめとけ」と言われるのかという背景を掘り下げ、働き方やキャリア形成の可能性を具体的に解説していきます。
業務内容やスキルの習得に関するポイントだけでなく、ワークライフバランスや職場選びのコツ、将来性に関する客観的な情報も交えて紹介しますので、自分に合ったキャリアかどうかを見極めるための判断材料として、ぜひ参考にしてみてください。

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【結論】インフラエンジニアは意外とおすすめ
結論から言えば、インフラエンジニアは“ちゃんとおすすめできる職種”です。
今のインフラエンジニアの世界は、大きく変わってきています。クラウドや自動化の技術が進み、働き方の柔軟性も格段に上がりました。
昔のような24時間体制・常駐前提ではなく、在宅勤務・フレックス勤務ができる環境も確実に増えています。
さらに、インフラの知識はエンジニアとしての「基礎体力」。Linuxの基本やネットワークの構成を学びながら、少しずつステップアップしていける職種でもあります。
クラウドエンジニアやセキュリティ、SREなど、キャリアの広がりがとても豊かです。
「目立つ仕事がしたい」「クリエイティブな開発がしたい」というタイプには向かないかもしれませんが、「人や企業を裏側から支えるのが好き」「安定性と将来性のある仕事がしたい」と考えている方には、長く、着実にキャリアを築ける仕事だと思います。
インフラエンジニアとは
インフラエンジニアの役割
インフラエンジニアは、ネットワーク、サーバー、データベースなどのITインフラを設計、構築、運用する専門家です。
彼らの仕事は、情報システムの基盤となる技術を支えることにあります。
インフラエンジニアに必要なスキルセットと知識
ネットワーク構築、サーバー管理、セキュリティ対策、クラウドサービスの運用など、幅広い技術知識が求められます。
これらは、専門書やオンラインコースで学ぶことが可能です。
インフラエンジニアはなぜ人気?
インフラエンジニアは成長産業で需要が高い
デジタルトランスフォーメーションが進む中、ITエンジニアの需要は増加の一途をたどっています。
インフラエンジニアは、システムの基盤を維持・運用する重要な役割を担っており、その需要は常に高いです。
人材不足もあり、安定して高収入を得られる可能性が高い職種です。
インフラエンジニアは高収入とキャリアアップのチャンス
インフラエンジニアは技術の専門性が高い分、報酬も比較的高く設定されています。
さらに、スキルアップに応じてキャリアアップの道も広がります。
インフラエンジニアはきつい?
「インフラエンジニアって、やっぱりきついのかな?」と不安を感じて検索している人、実はかなり多いです。
ネットでは「夜勤がある」「拘束時間が長い」「トラブル対応が大変」といったネガティブな情報が目立ちますよね。
結論から言うと、たしかに大変な面もあるけれど、「思っていたよりも全然やれる」「スキルがつくことで安心感が増す」と感じている人も多いです。つまり、インフラエンジニア=きつい、とは一概には言えない言えます。
インフラエンジニアはやめとけと言われる5つの理由
インフラエンジニアはやめとけと言われる理由①夜勤や休日出勤の可能性がある
インフラエンジニアは、働く企業やポジションにもよりますが、ホワイトな企業も多いです。
ただし、インフラの運用は365日24時間継続しており、緊急時には夜間や休日の対応が必要になることがあります。
というのも、インフラエンジニアの業務は、サーバーやネットワークといったシステムの土台を支える役割。その性質上、トラブル対応や深夜帯の作業、休日出勤が発生しやすく、生活リズムが乱れがちです。
「夜中にアラートが鳴って対応に追われた」「連休のたびに緊急対応がある」といった話は、現場ではよくあることです。
このような不規則な勤務体系の場合、プライベートと仕事のバランスを重視する人にとって大きな負担となる可能性があります。勤務時間の不確実性は、ライフスタイルや長期的なキャリア計画に影響を及ぼすことがあります。
但し、職場によって異なるので夜勤や休日出勤のない職場もあるでしょう。
また最初は夜勤や休日出勤があってもエンジニアとしてキャリアアップしていくことで夜勤や休日出勤のないエンジニア職に就く方法も考えられるでしょう。
インフラエンジニアはやめとけと言われる理由②技術習得が大変
インフラエンジニアとして成功するためには、ネットワーク、サーバー、セキュリティ、クラウドサービスなど、広範な技術領域にわたる深い知識とスキルが求められます。
これらの技術は常に進化しており、最新の状態に追いつくためには継続的な学習と実践が不可欠です。
例えば、近年はオンプレミスからクラウドへの移行が進み、物理サーバーの構築・運用といった従来型のスキルだけでは通用しにくくなってきました。クラウド(AWSやAzureなど)や自動化(IaC、Ansible、Terraformなど)のスキルを身につける時間が取れず、「自分の技術がこの先通用しなくなるのでは」と焦る声もよく耳にします。
初心者、特に異なる職種からの転職者にとっては、この高い学習カーブが大きな障壁となることがあります。
インフラエンジニアはやめとけと言われる理由③専門性が高く学び続ける必要がある
インフラエンジニアは、技術の急速な進化に適応し続ける必要があります。
この分野での成功は、最新の技術トレンドに常に敏感であり、新しいスキルを積極的に学び取る意欲に依存します。
しかし、この継続的に学習が求められる環境は、特に他の責任や興味とのバランスを取りながらキャリアを築こうとする人にとって、圧倒的に感じられることがあります。
インフラエンジニアはやめとけと言われる理由④評価されづらくやりがいを感じにくい
インフラエンジニアの仕事は「トラブルを起こさない」ことが最も重要です。裏を返せば、うまく仕事をこなしているほど目立たないというジレンマもあります。
営業のように数値で直接評価されるわけではなく、「何事もなく動いていて当たり前」と見なされやすい。トラブル対応や改善に取り組んでも、「起きなかったこと」には評価がつきにくい風土もあります。
そのため、「誰かの役に立っている実感がない」「頑張っても報われない」と感じてしまいがち。
周囲にインフラの専門性を理解してもらえない環境では、モチベーションを維持するのが難しくなることもあるのです。
インフラエンジニアはやめとけと言われる理由⑤キャリアパスの不透明さ
インフラエンジニアリングの分野は多岐にわたり、どの技術に焦点を当てどのようにキャリアを発展させていくべきかが悩みの種になる場合もあります。
キャリアの進路が不明確であることは、目標設定や自己評価を難しくし、職業的成長へのモチベーションを低下させる可能性があります。
インフラエンジニアになる5つのメリット
「やめとけ」と言われがちなインフラエンジニアですが、実際に働いてみると、思った以上にメリットが多いと感じる場面もたくさんあります。
華やかさはないかもしれませんが、「縁の下の力持ち」として、IT業界を根っこから支えているのがインフラの仕事。ここでは、そんなインフラエンジニアならではの魅力を5つにまとめてご紹介します。
インフラエンジニアになるメリット①将来性がある
インフラエンジニアは、ITシステムが存在する限り、必ず必要とされるポジションで、IT業界の土台を支える「なくならない仕事」といっても過言ではないでしょう。サーバーやネットワーク、クラウド、セキュリティといった基盤は、どの業界でも欠かせません。
デジタル経済の成長とともに、インフラエンジニアの需要は安定しており、これは将来にわたって続くと予想されます。
表に出る仕事ではないけれど、「誰かがしっかり守ってくれているから、安心して使える」という信頼が生まれる仕事でもあります。
こうした安定性のある仕事を選べるのは、大きな強みのひとつです。
インフラエンジニアになるメリット②スキルが横展開しやすく転職にも強い
インフラの知識や経験は、業種や業界を問わず活かしやすいのが特徴です。「サーバーを設計・構築できる」「トラブル対応の手順を知っている」などのスキルは、IT系のほぼすべての職場で重宝されます。
また、クラウドスキルや自動化、セキュリティなどに派生していくことで、専門性を深めながら転職市場での価値を上げていくことも可能です。
現場での経験がそのままキャリアの武器になるのは、インフラエンジニアならではのメリットです。
インフラエンジニアになるメリット③トラブル対応力=どこでも通用する実践力
トラブルが起きたときに冷静に対応できる力、原因を探り、再発防止を考える視点。インフラエンジニアとして培われるこうしたスキルは、実はどんな職種にも応用が効きます。
特に外資系企業では「問題解決力」「判断力」「自己管理能力」が評価されることが多く、運用現場で身につくこうした力が、昇進やポジションの広がりにも直結しやすいんですよね。
インフラエンジニアリングのスキルは、高度な専門性を持つ「手に職」タイプの技能です。
インフラエンジニアになるメリット④在宅勤務や柔軟な働き方がしやすい
インフラの運用体制がクラウド化・自動化されてきたことで、「出社しないとできない仕事」から「どこにいても管理できる仕事」へとシフトしてきています。
筆者の知人でも、クラウド管理画面やVPN経由でのアクセスを活用しながら、フルリモートで働いているインフラエンジニアが多くいます。
リモートでも成果が出せる職種なので、ワークライフバランスを保ちながら働きやすいのも魅力です。
インフラエンジニアになるメリット⑤縁の下の力持ちとしてのやりがい
「ありがとう」と言われる機会は少ないかもしれません。でも、何百人、何千人というユーザーが使うシステムを支える仕事は、やっぱり誇れるもの。
特に、大規模システムのリプレイスや障害復旧を経験したときの達成感は、言葉にできないものがあります。
「誰かが気づかないところで支えること」にやりがいを感じるタイプの人にとっては、とても向いている職種かもしれません。
インフラエンジニアに向いている人の特徴
インフラエンジニアリングは、ITインフラの設計、構築、運用を担う重要な役割です。この分野に向いている人の適性や能力について見ていきましょう。
インフラエンジニアに向いている人の特徴①好奇心が強く論理的思考が出来る
好奇心旺盛で、技術的な問題解決を楽しむことができる人は、インフラエンジニアとして成功する基礎を持っています。
この分野では、新しい技術やソリューションを常に探求し、未知の問題に直面するため、好奇心と学習への熱意は不可欠です。
インフラエンジニアに向いている人の特徴②学ぶことが好き
自己学習への意欲が高い人も、このキャリアに適しています。
インフラ技術は日々進化しており、最新のトレンドや技術を追いかけるためには、自主的に学習し続ける姿勢が求められます。
オンラインコース、セミナー、ワークショップへの参加や業界の文献を読むことは、この分野での成長と発展に不可欠です。
インフラエンジニアに向いている人の特徴③コミュニケーション力やチームワーク
チームワークも、インフラエンジニアにとって重要な要素です。
インフラのプロジェクトは多くの場合、複数のエンジニアや他部署との協力を必要とします。
コミュニケーション能力と協調性を持ちチーム内で効果的に働くことができる人は、プロジェクトを成功に導く鍵となります。
インフラエンジニアに向いている人の特徴④プレッシャーに強い
この職種は、システム障害が発生した場合、迅速かつ冷静な対応が求められるため、ストレス管理能力が必要です。
プレッシャーの中でも最適な判断を下し、効率的に作業を進めることができる人は、インフラエンジニアとして価値ある資質を持っています。
自己成長への意欲、チームと協力して働く能力、そして厳しい状況下でのストレス耐性を兼ね備えている人は、この分野でのキャリアを楽しむことができるでしょう。
インフラエンジニアに向いている人⑤ 手に職をつけたいと思っている
「安定したスキルを身につけて、一生モノの武器が欲しい」そんな想いを持っている人は、インフラエンジニアという選択肢が意外と合っているかもしれません。
インフラエンジニアは、システムの土台を支える技術職です。どんなWebサービスや業務システムも、インフラがなければ動きません。つまり、派手さはないけれど、“なくてはならない仕事”なんですよね。
Web系エンジニアやアプリ開発など、いわゆる「花形」職種に比べると、インフラエンジニアは入り口のハードルがやや低め。特に、未経験でも学びながら実務に入れるポジションも多いため、「まずは実務経験がほしい」という人にとっても現実的なステップです。
現場で手を動かしながら、スキルを資産に変えていけるのが、インフラエンジニアという職種の魅力です。
しかも、インフラの知識やスキルは一度身につけると応用が利きやすく、会社が変わっても、業界が変わっても通用しやすいという特徴があります。
未経験からインフラエンジニアを目指すメリット(未経験に向いてる理由)
IT業界未経験の方にとって、「本当にインフラエンジニアになれるのかな?」という不安はつきものです。でも、実はインフラ分野って、未経験からでも始めやすい入り口がたくさんあります。
ここでは、未経験からインフラエンジニアを目指すメリットを3つに分けてご紹介します。
インフラエンジニア未経験向きの理由①プログラミング未経験でも始めやすい
「コードが書けないとエンジニアになれない」と思っている人、多いですよね。でも実は、インフラエンジニアは“そこまでガッツリしたプログラミングスキル”が最初から求められる職種ではありません。
もちろん、シェルスクリプトや簡単なコマンド操作の知識は必要になりますが、アプリケーションエンジニアのようにフレームワークやアルゴリズムを使いこなすレベルまでは不要なケースが多いです。
最初は「ターミナル触るのちょっと怖いかも」と思うかもしれませんが、操作はコマンドを見ながら覚えればOKでしたし、徐々に慣れていく感じで大丈夫です。
“最初の一歩のハードル”が低めなのが、インフラのいいところなんですよね。
インフラエンジニア未経験向きの理由②ジュニア向け・未経験歓迎の求人が多め
インフラエンジニアは、IT業界の中でも「未経験可」の求人が比較的多い職種です。なぜかというと、現場で育てていく文化が根付いているから。
大手SIerやインフラ系の運用会社などでは、1年目〜2年目で一通りの知識を身につけられるような研修体制が整っていることもあります。
また、24時間365日システムが稼働するために「運用・監視」業務が常に必要とされており、この業務からインフラのキャリアをスタートする人も多いです。
実際に「監視オペレーターからキャリアを始めて、今はクラウドエンジニアになった」という人も筆者の周りにいます。
地道だけど確実にステップアップできる、そんな道が用意されているのが魅力です。
インフラエンジニア未経験向きの理由③手を動かしながら覚えていくことが可能
「まずは手を動かしながら覚える」ができるのも、インフラ職の良いところ。座学だけでは理解しづらい部分も、実際に構築や設定、トラブル対応を経験することでグッと理解が深まります。
たとえば、「pingコマンドって何?」という状態でも、現場でネットワークトラブルを追っていくうちに自然と使い方が身についていきます。
もちろん、最初はわからないことだらけ。でも、チームで作業する機会が多く、先輩に聞いたりマニュアルを参考にしながら成長できる環境があるのも特徴です。
資格勉強なども大事ですが、現場経験があることで面接や転職でも強くなれるので、未経験からでも入りやすい&続けやすい職種だと言えると思います。
未経験からインフラエンジニアになるには:後悔しないために
未経験からインフラエンジニアに転職することは、大きな挑戦ですが、適切な準備と戦略を持っていれば、成功の可能性は大いに高まります。
未経験からインフラエンジニアになるには①興味と適性があるか冷静に評価する
まず最初に、自身がこの分野に真の興味と適性を持っているかを冷静に評価することが重要です。
インフラエンジニアリングは技術的な深さと幅が求められるため、理論だけでなく実践的な問題解決に対する熱意が必要です。
未経験からインフラエンジニアになるには②興味を持って学べるか実際に学んでみる
基礎的な知識から始めて徐々に応用へとステップアップしていく学習計画を立てます。
オンラインコース、書籍、ワークショップなどさまざまな学習リソースを活用して、ネットワーク、サーバー管理、クラウドコンピューティングなどの基本的な知識を身につけましょう。
学習は一朝一夕にはいかないため、長期的な視点を持ち、継続的に努力を重ねることが大切です。
未経験からインフラエンジニアになる道は簡単ではありませんが、適性を見極め、計画的に学習し、実践経験を積むことで、成功に近づくことができます。
自己成長への意欲と挑戦する勇気を持って、新しいキャリアへの一歩を踏み出しましょう。
インフラエンジニアからのキャリアチェンジは?
「このままインフラエンジニアを続けるべきか、それとも別の職種を目指すべきか」
そう悩む人は、決して少なくありません。夜勤や緊急対応に疲れた時、技術的な限界を感じた時、「違う仕事にチャレンジした方がいいのでは」と思うのは自然な流れです。
でも、他職種へのキャリアチェンジって、本当にできるのでしょうか?結論から言えば、インフラエンジニアとしての経験は、他職種や他のエンジニアでも十分に活かせます。
インフラエンジニアの求人は減らない?実際の転職市場は
「インフラエンジニアの将来性ってどうなの?」という声は多いですが、実際の転職市場を見ると、安定して求人があります。特に、セキュリティ・クラウド・ハイブリッド環境といった分野のインフラに精通している人材は、年収も高めで募集されていることが多いです。
私の知り合いでも、インフラ構築経験を活かして、年収600万円以上でクラウドインテグレーターに転職した人もいます。インフラ業務の経験は「実務力」に直結するため、評価されやすいというわけですね。
さらに、在宅勤務やリモート保守が可能な案件も増えていて、働き方の自由度も広がっています。これからは「深夜や休日出勤が大変」といった声が減っていくかもしれません。
インフラ経験者が選びやすい職種とは
インフラエンジニアのスキルや経験を活かしやすい職種はいくつかあります。特に以下のような職種は、比較的スムーズにキャリアチェンジしやすいと言われています。
- クラウドエンジニア
クラウド基盤(AWS、Azure、GCPなど)への知識がある人は、そのままのスキルを活かしやすいです。 - SRE(Site Reliability Engineer)
運用+開発のスキルが求められますが、インフラ出身者は安定性やトラブル対応の観点で強みを発揮できます。 - セキュリティエンジニア
ネットワークやサーバーの知識を持つ人は、セキュリティ分野でも基礎ができているため、適応しやすい傾向にあります。 - プリセールス/ITコンサル
技術+コミュニケーション力を活かして、顧客に提案や設計を行う仕事も、キャリアの選択肢として広がっています。
技術にプラスして「対人スキル」や「設計・提案スキル」が加わると、さらにキャリアの可能性は広がります。
実際の転職成功事例
筆者の周囲でも、インフラエンジニアから他の職種にキャリアチェンジした人は少なくありません。
たとえば、30代前半でオンプレ中心の運用から脱却したくて転職したAさん。独学でAWSを学び、資格取得後にクラウドエンジニアとしてSaaS企業に転職しました。今では自社プロダクトのクラウド設計を任されて、やりがいを感じながら働いています。
また、20代後半で「もっとお客様と関わる仕事がしたい」と考えたBさんは、プリセールス職へ転職。構成図を作ったり、クライアントの要件を聞きながら最適なインフラ提案を行う中で、「技術」と「人との対話」を両立できるやりがいを見つけたそうです。
どちらも「今のままでは限界がある」と感じて、一歩踏み出した人たち。異なるエンジニア職でも、インフラで培った土台があるからこそ、活躍できているという印象です。
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まとめ:インフラエンジニアは広がりがある意外とおすすめなキャリア
「インフラエンジニア やめとけ」と検索候補に出てきて不安になっている人もいるかもしれませんが、冷静に調べてみるとたくさんの選択肢が広がっていることに気づくでしょう。
たしかに、インフラエンジニアという仕事には、夜勤やストレスの多い環境、評価されにくいという側面があります。
しかし、それは職種のせいというよりも「所属している会社」や「その会社の働き方」に大きく左右されるもので、夜勤やストレスの少ない企業も多いです。
また、現場で得た知識や経験は、クラウド、DevOps、セキュリティ、ITコンサルなど、他職種への広がりやキャリアチェンジの土台としても非常に価値があります。
そして何より、インフラは「ITの基盤」。システムを支える縁の下の力持ちとして、これからの時代にも確実に求められていく存在です。
インフラエンジニアというキャリアは、意外と可能性に満ちた選択肢です。
迷っているのであれば、インフラエンジニアとしてぜひ一歩を踏み出してもらえたらと思います。