✔︎ 子育てをしながら会社員は大変なのでフリーランスになりたい
✔︎ 子供の為に自由な働き方がしたいからフリーランスを検討してる
という人に向けて、副業でフリーランス経験のある筆者が、フリーランスのメリットデメリットやフリーランスを考えるワーママに確認してほしい3つの注意点を解説していきます。
フリーランスを考える恵さんの場合
ITエンジニアとして働いています。
昨年、第一子を出産、8ヶ月の産休育休を経て、4月から復職予定です。仕事にはすごく波があり、納期前は残業も多いので、今から不安です。
子どものことを考えると、復職せずにフリーランスに切り替えようか、悩んでいます。
復帰の時は、色々と想像して、不安が募りますよね。
ITエンジニアとのことで、出来る言語やスキルにもよりますがフリーランスでもたくさん仕事がある領域ですね。
フリーランスへの転向を考えているとのことですが、過去にフリーで活動したり、副業をしていたことはありますか。
具体的にフリーランスの働き方をイメージできていますか?
いや、副業として調べたことはありますが、会社以外で、実際に仕事として請け負ったことはありません。
イメージとして、フリーランスの方が子どもや自分の負荷に合わせて仕事が出来るかなと思っているのですが、やはり大変ですかね。
そうですか。フリーランスは「自由」なイメージがあると思いますが、自由と責任はセットです。ワーママは意外と会社員の方が守られて良かったりもあります。
フリーランスのメリット・デメリットをよく理解し、吟味した上で判断をした方がいいですね。
ワーママは大変
近年、働く女性も増え、子どもが出来ても働くワーママも珍しくありません。
それに伴って、社会全体的に、ワーママでも、少しは働きやすくなってきました。
とはいえ、まだまだワーママは大変。
・なんとか時間内に仕事を終わらせ、ダッシュでお迎えへ
・お迎え後からは、その後は家事・育児に追われる
・急な発熱で保育園から呼び出し。数日仕事を休むことも
・旦那も頑張ってサポートすると言ってくれるが、お迎えや突発の休みは結局ママ
・仕事も責任のある仕事を任せてもらえずモヤモヤ
毎日の仕事育児に追われ、長時間保育園に預ける罪悪感や日々の疲労感が溜まって、だんだん心も体も疲弊。
私は、本当にこのまま働くべきなの?この働き方でいいの?と頭をよぎるのも不思議ではありません。
フリーランスのメリット
働き方や仕事量を自分で調整できる
なんと言っても、働き方や仕事量を調整出来るのが、フリーランスのメリット。
働く時間も場所も自由です。
在宅やリモートの案件も多く、また案件を自分で選ぶので、働く時間や勤務日数も自由に調整することが出来るのは魅力的ですよね。
とはいっても、相手があって仕事は成立するもの。出ている案件次第なので、完全に思い通りになるかというと、そうではないのも事実。
自分が思い描く仕事が、いいタイミングで出てくるとも限りません。
思ったより仕事がなくて収入が見込みより大幅に少なかったり、頑張って案件を取りすぎて大変になる、というのは、フリーランスではよくあることです。
やりたい仕事を選べる
会社では、どうしても会社から与えられた仕事をやらなければなりません。
例え気乗りをしなくてもやらなければいけないですし、時には自分が希望する所とは全く違う部門に異動させられることもあります。
一方、フリーランスは、自分で仕事を選ぶので、自分が好きな領域や得意な仕事に専念出来ます。
同じことをするとしても、得意なことは、短時間で仕事が片付いたり、苦なくこなす事が出来ますよね。
せっかく仕事をするなら、将来につながる仕事や、楽しく苦なく出来る方がいいに決まっています。
そういう意味で、やりたい仕事を選べるのはいいですね。
成果を出した分だけ、給料が上がる
会社員の場合、安定して給料が貰える反面、いくら頑張っても給料が変わらなかったり、微々たる残業代しかつかないことも多いです。
一方、フリーランスの場合は、案件ごとに契約をするので、成果を出せば出した分だけ、頑張れば頑張った分だけ、給料に反映されます。
また、スキルがきちんとあれば、時給単価も会社員に比べて高くなる傾向にあります。
特に、スキルが高く即戦力があれば、会社員で貰うより遥かに高い給与額を提示されることも珍しくありません。
会社側の視点で考えると、案件がある時もない時も抱え続けないといけない正社員の給料を思い切って上げるのは難しいですが、単発で契約出来るフリーランスであれば、その人のスキルとその案件内容に見合った金額を提示しやすいのも頷けます。
同じだけ働いても、給料がアップするのは嬉しいですよね。
デメリット
仕事をしなければ給料が入らない
会社員として働いていると、決められた労働条件で働かなくてはいけないですが、その反面、会社員は組織に守られています。
仮に子供が熱で急にお休みを取っても、有給休暇がありますし、上司や組織の誰かが仕事を代わりに対応してくれます。
仮に、自分が病気で入院したとしても、保証があったり、仕事も誰かが対応してくれますね。
一方、フリーランスの場合、あなたが開けた穴は自分で埋め合わせをしなくてはいけません。
子どもが熱を出しても、看病をしながら合間で仕事をしたり、夜中に対応して納期に間に合わせなければいけなくなります。
自分でどうにか帳尻を合わせることが求められます。
また、当たり前のことですが、フリーランスの場合は「仕事をしないと収入が無く」なることは念頭に置いておく必要があります。
もし何かしらの理由で働けなくなった場合、仕事をしない訳ですから、収入も無くなります。
働く気はあっても、案件がなく、仕事がない状況に陥ることも考えられます。
ワーママの場合、旦那さんが働いている事も多いので、自分の収入がゼロになっても問題ないかもしれませんが、とは言っても、急に収入が無くなるとやはり大変です。
仕事や収入が途切れることを恐れ、案件があると出来るだけ引き受ける様にしてしまい、会社員時代よりも忙しく働いているフリーランスの方も居られます。
収入の不安に対する高い耐久性がフリーランスだと求められると言えるかもしれません。
ちなみに、育休もフリーランスだとありません!
「もっと子どもが欲しい」「そのうち第二子を」と思っている人は、そのあたりも含めて、考えて下さいね。
健康保険料や経費が自己負担
会社員の場合、会社の健康保険に加入していると思います。
健康保険料は、給与に基づいて変わりますが、半分は会社側が負担をしてくれています。
また、扶養する人がいたとしても保険料は変わりません。
また、一般的に、会社の健康保険は、手厚い傾向があります。
一方、フリーランスになると、国民健康保険に加入することになります。
会社の健康保険の様に折半してくれる相手はいませんので、全て自己負担です。
また、国民健康保険には扶養という考え方がありません。
もし、夫や妻、子どもが扶養の場合、彼らの分も保険料を払う必要があり、そちらの負担額ものしかかってきます。
他に、会社では支給されていたパソコンや携帯、そのほか必要なものも自分で揃える必要があります。
仮に収入が上がっても、その分増える支出が意外とあります。その辺りもしっかり整理・把握しておきましょう。
全て自己責任(損害賠償など)
会社で働いている場合、何か問題があっても、会社や上司が守ってくれます。
また、会社員で何かヘマをやらかしたからといって、個人が訴えられることは稀です。
一方フリーランスの場合、前述の休んだとしても自分で帳尻を合わせないといけないという話もそうですが、全てが自己責任となります。
納期や納品した成果のクオリティは、全てあなたの責任です。
フリーランスで働く場合、あなた個人との契約が結ばれ、瑕疵担保責任が生まれるので、成果物に何らかの欠陥が見つかった場合は、損害賠償や補修に応じる必要があります。
思い切ってフリーランスになる前にやって欲しいこと3つ
市場調査
まずは、自分がチャレンジしたいと思っているマーケットがどれぐらいあるのかを確認しましょう。
・通常、どれぐらいの案件があるのか
・季節性はあるのか(閑散期にどれぐらい案件があるんか)
・案件を取るのは簡単か、ライバルが多くて大変なのか
・どれぐらいの報酬が標準なのか
自分のスキルを考慮すると、どれぐらいの報酬が見込めるのかをよく吟味しましょう。
そして、魅力的に思える案件を実際に自分が引き受けることが出来そうなのか、もチェックしておきたいですね。
というのも、会社員だと多少スキル不足でも周りがカバーしてくれるので少し背伸びした案件でも担当出来たり経験を積むことが出来ますが、フリーランスだとそういう訳にはいきません。
会社員と違って、フリーランスは、あなた個人単体で、即戦力があるか、その仕事に見合うだけのスキルがあるかががみられます。
その為にも、まずは、プラットフォームに登録をして実際の案件を見てみましょう。
実際の情報に基づいて考えることで、フリーランスとしてやっていけそう・いけなさそうの判断がしやすくなります。
トップページに出ている例は、おとり物件ではないですがベスト案件を並べただけの場合も多いです。
出来るだけそういったおとり物件ではなく、実情ベースで情報を集める努力をしましょう。
もし人脈があれば、実際に働いている人に話を聞いてみるのもいいですね。
そういった人が周りにいない場合は、エージェントなどに相談してみるのも一つの方法だと思います。
フリーランスになるのは簡単ですが、また会社員に戻るのは大変ですので、しっかりと情報を集め、検討をして下さいね。
ITエンジニアやWeb業界でフリーランスを目指しているのであれば、業界認知度No1のフリーランスエンジニア求人・案件募集情報サイト「レバテックキャリア」に登録して、求人や案件をみてみましょう。
まずは、どういう案件がいくらぐらいで出ているのかチェックし、相場感を養う事が大切です。
実際にお金を稼いでみる
会社員として給料を貰うことと、雇われでなく自分の力でお金を稼ぐことは大きく違います。
例え、数万円でも自分の力で稼いだことのある人とない人では、雲泥の差です。
まだ、一度も自分の力でお金を稼いだことのない人は、ぜひ一度チャレンジしてみてください。
今は、副業をする人も増え、情報も案件もたくさんあります。
実際やってみて、これならいけると思うのか、これは大変で自分には無理と思うのかは、その人の感覚や挑戦する市場によっても異なります。
私自身、過去に、自分のスキルを生かして英語を教えていた事がありますが、やる前に想像していたものと実際にやってみるのでは全然違いました。
自分でサービスを考え、集客をし、実際にサービスを売って、リピートに繋げるという一連の流れはやってみないと大変さも面白さも分かりません。
また、時給や月給でお金を貰うのとは違う感覚を体験することが出来ます。
やり方として、一番手軽なのは、クラウドソーシングのプラットフォームに登録をし、そこであなたが持っているスキルを求めている人とマッチングしてもらい、仕事を引き受ける方法です。
それ以外にも、知り合いのツテを頼って、直接売り込んで仕事も得る方法もあります。
二足のワラジは大変ですが、まずは短期間でいいのでやってみてください。
今の仕事を続けながら、フリーランスを体験してみる事で、もしフリーランスが合わないと思えば、失敗を未然に防ぐことが出来ますし、合うと思えば、自信を持って挑戦することが出来ます。
兎にも角にも、まずは「自分で稼ぐとは何?」をやってみてください。
フリーランスとして案件を受ける場所は、今はたくさんあります。
業務をアウトソーシングすることを「クラウドソーシング」と呼びますが、クラウドソーシングのプラットフォームはどんどん増えています。
まずは、どういう案件があるのかをチェックし、そして実際に仕事を受けてみましょう。
有名なプラットフォームを挙げると、日本最大級のクラウドソーシング「クラウディア」や、個人のお悩み解決からクリエイターへの制作依頼までできるスキルのオンラインマーケット「ココナラ」、日本最大級のオンラインお仕事マッチングサイト「クラウドワークス」などがあります。
実際にやってみてその体感を持って判断をすれば、大きく失敗することは避けられるでしょう!!
家族でよく相談する
ここまで挙げたように、フリーランスは自由がある反面、責任やリスクもあるので、まずは夫婦や家族でよく話し合いましょう。
女性進出が進み、男性も家事育児に参画し始めている世の中とはいえ、まだまだ実情は女性が家事育児の多くを担っているもの。
我々ワーママから見ると全然協力してもらえてなくて不満や不安がたくさんでも、旦那さんは「朝の保育園への送りをやっているいいパパ」「俺は、仕事もしながら家事育児をよくやっている」と思い込んでいることも多く、言わないと気づかないことも。
そう、仮にフリーランスにならずに会社員を続けるとしても、家族で働き方や家事育児の責任分担について話し合うことは、とても重要です。
周りを見ていても、ワーママでうまくやっている人は、夫婦で働き方や家事育児についてしっかり話し合って、うまくやりくりしています。
旦那さんにも出来る出来ないはあると思いますが、伝えることによって、問題点を認識したり一緒に解決策について考えたりすることできます。
自分の希望や出来る事・できない事を含め、しっかり話し合い、理解してもらういい機会にしてください。
フリーランスがベスト?を改めて問うてみる
フリーランスは「自由な働き方」というイメージがあり、憧れるし、子育て世代には魅力的な働き方に見えます。けれど、ここまで見てきたように、メリットだけではありませんし、ワーママは意外と会社に守られた働き方の方が良い面もあると思います。
「自由な働き方」というバズワードに振り回されず、
・何が今の仕事に不安・不満なのか
・何が解決されればいいのか
・どの働き方が自分にとってベストなのか
をよく考えてください。
例えば、通勤が大変というのであれば、リモートワークがある正社員の仕事に転職する方法もあります。
残業が多く続けられない、というのであれば、残業がない、もしくは働く時間に自由が効く求人もあると思います。
メリット・デメリットを天秤にかけつつ、本当にフリーランスがベストなのかは、よく考えて下さいね。
個人的には、キャリアも育児も頑張りたいワーママには、外資系企業をオススメします。
また、最近は日本企業でもリモートワークを取り入れる会社も増え、ワーママにとっては働きやすいポジションも増えています。
自分のスキルや希望条件だとどういう仕事があるのか、一度転職エージェントに相談してみてもいいと思います。転職エージェントの面談は無料です。
外資系企業を探すのであれば、まずは迷わずJACリクルートメントに相談してみましょう。他にも、日本最大級のデータベースを持っているリクルートエージェントや、女性に強いパソナキャリアにも相談をして、色々な角度から情報を収集してみて下さい。
まとめ
いかがでしたか。フリーランスになるのは、簡単です。
しかし、もしフリーランスが合わず、もう一度フリーランスから会社員・正社員に戻ろうと思うとなかなか大変です。
その辺りのリスクも理解しつつ、自分にベストな選択をして下さい。失敗しない為には、情報収集が重要です。
フリーランスのエージェントへの相談や、転職エージェントへの相談、そして実際に仕事を受けてみる、といった一歩踏み出す、実行する勇気を持って下さい。
ITエンジニアやWeb業界でフリーランスを目指しているのであれば、業界認知度No1のフリーランスエンジニア求人・案件募集情報サイト「レバテック」に登録を。
転職の相談をするなら、外資系企業に強いJACリクルートメントや、女性に強いパソナキャリアに相談を。
実際に仕事を試してみるなら、日本最大級のクラウドソーシング「クラウディア」や、個人のお悩み解決からクリエイターへの制作依頼までできるスキルのオンラインマーケット「ココナラ」、日本最大級のオンラインお仕事マッチングサイト「クラウドワークス」などで仕事を受注してみて下さい。
あなたにとって、一番良い選択ができますように。
最近は働くママ向けの転職エージェントもあります。
例えば、リアルミーキャリアは「育児をしながら働く」ママを支援する転職エージェント。
✔︎ 育児に理解のある企業で働きたい
✔︎ 時短や在宅など柔軟な働き方をしたい
✔︎ 年収も下げたくない
といったことを諦めない転職を可能にしてくれます。
また、普通の転職エージェントではバリバリ働く男性や独身女性に埋もれて苦戦しがち。
ですが、ワーママ向けのエージェントだと周りと同じ条件で戦えるメリットも!
条件の良い企業は、保活同様すぐに埋まってしまいます。
希望に合う求人が出たらすぐに声がかかる状況を作るためにも、エージェントに情報登録を済ませ希望を伝えておきましょう。
フルタイム求人ももちろんあります