“仕事がキツイ””長時間労働”は転職理由になる？

この記事では、「仕事がきつい」「長時間労働が辛い」と悩んで、転職を考えている人の為の記事です。

　✔︎ 仕事がキツいことを理由に、転職してもいいの？
　✔︎ 長時間労働を理由に、転職してもいいの？

と思っている方に、転職について詳しい筆者が、解説していきます。

なぜ転職理由が大切なのか

転職というのは、様々なものをリセットしてしまう、ということを忘れてはいけません。

社内・社外の人間関係やルール、これまでの実績、など、仕事の基盤は、イチから作りなおしになります。

特に、20代で転職をする場合、実績や実力も少ない場合、本当に0からのスタートになってしまうリスクと覚悟を持つ必要があります。

ですが、上司の指示や会社の方針にカッとなって、感情的に転職しようとしてしまったり、実際に転職してしまう人がいます。

感情的に転職をしてしまうと、転職先でも同じ様な状況にぶつかって、また転職を繰り返す、という悪循環に陥ってしまいます。

感情的に動くのではなく、自分自身としっかり向き合い、本当に辞めたい理由や得たいものをきちんと理解することで、あなたに本当に必要な”やるべきこと”が見えてきます。

そうすると、転職活動でも自分が求めるポジションを探すことができますし、そもそも、転職以外で求めているものが、叶うこともあります。

その為にも、辞めたい本当の理由に向き合い、そもそも転職で改善できるのかを検証すること、そして、転職前にやるべきことがないのか、しっかり考えたうえで、転職活動をしていくべきでしょう。

仕事がキツイのは何故？

まずは、現状把握をしてみましょう。今の状態を正しく、因数分解して理解することが大切です。

なぜ、仕事がキツイと感じるのでしょうか。

仕事量や忙しさが辛いのでしょうか。それとも、仕事の内容が問題なのでしょうか。

仕事との相性はどうですか？

苦手な分野の仕事ばかりしていたり、性格的に合っていないと思うのであれば、具体的にどういう作業や仕事が合わないと感じるのでしょうか。

人間関係はどうですか？

もしかすると、仕事そのものよりも、報告する上司や相手にする取引先、チームメンバーとの人間関係が、実は気がかりということはありませんか。

仕事量や仕事の割り振りはどうですか。

長時間労働になっている場合、自分だけ仕事が終わっていないのでしょうか。

それとも、部署のみんなが同じように長時間働いているのでしょうか。

自分だけの場合、自分だけ仕事量が多いのか、それとも周りに比べて、処理スピードが遅いからなのでしょうか。

仕事の進め方はどうですか？やり方に問題はありませんか？

仕事の基礎的なスキルや、スピード、段取りなどはどうでしょうか。

効率アップ・業務改善について考える

仕事が辛い場合でも、自分自身を変えることで、改善することもあります。

この改善によって、転職でもよりいいポジションに着ける可能性も広がるでしょう。

そもそものスキルが低い場合

まずは圧倒的に努力するしか方法はありません。

基本作業が覚えられていない、作業スピードが遅いといった人は、仮に転職をしたとしても、これでは、また労働時間が長くなるか、給料が悪くなるだけです。

まずは、量をこなす、訓練の時期かもしれません。

仕事の進め方が悪い場合

仕事の進め方を考えましょう。仕事の段取りや報連相の仕方はどうですか。

例えば、1週間で仕上げる資料を仕上げ切ってから上司に見せて、手戻りが多くなっていませんか。

完成を待たず、2日目あたりに、大枠の段階で上司に見せて方向性を確認することで、早い段階で軌道修正ができ、無駄が減ります。

仕事量が多く、毎日やることが終わらない場合

きちんとToDoを整理して、優先順位を考えたり、必要なタスクか考えていますか。

やることが多く、期限を過ぎたり、やり忘れが多くありませんか。

仕事も目の前のことから片付けず、ToDoをリストアップして順番を考えたり、忘れやすいことは、カレンダーに入力して自分にリマインドするなどしてみましょう。

これまでのやり方に囚われていたり、思考停止せず、進め方を疑ってみましょう。

改善活動を行いながら、転職活動の情報収集や準備をすることは、もちろんOK。

転職を並行して考えている人は、転職エージェントに登録しておきましょう！

まだどの転職サービスにも登録していないなら「リクルートエージェント」がおすすめ。

求人数が業界トップクラスで、業界業種年齢問わず豊富なリストから求人を紹介してもらえるので、情報収集にはもってこいです。

会社に交渉してみる

今仕事がキツイことを、会社や上司は知っていますか。それをきちんと伝えていますか。

自分がツライと思っていても、周りから見ると上手くやっていると見えていることもあります。

大変そうでも、外からみていると、どの部分が負担に感じているかも分かりにくかったりもします。

言葉にして伝えないと、案外伝わっていなものです。

例えば、毎日何時間も残業しなければ終わらないのであれば、仕事量の配分がおかしいはずです。

人員を補充してもらったり、仕事の配分や分担を変更してもらえるように依頼してみましょう。

自分の苦手分野や得意分野をしっかり伝えて、こういう仕事よりも、こういう分野の方がスピードのある仕事が出来る、ストレスが減り結果が出せる、と申告するのも、悪くないと思います。

急いで転職をするよりも、まずは今ある場所で、求める環境を手に入れる方が、リスクが少ないです。

今の場所で努力をした上で、転職を考えることはいくらでも出来ますが、慌てて公開のある転職をしても現職に戻ることは難しいです。

もし、今いる場所で、求める環境が手に入った上で、さらにステップアップとして転職することは、大いに結構です。

ベストコンディションでの転職、それが、理想の転職スタイルかもしれませんね！

それでも難しい場合

自己努力を行い、会社へも交渉を行ったけれど、それでも改善されない場合、これは仕方ないので、転職を考えましょう。

人生の時間は有限ですし、身体や心を壊してしまうと、健康を取り戻すのには、時間もお金も気力も必要になります。

やるべきことをやった人は、さっさと見切りをつけて、転職をしましょう。

決意するまでに、どうにか自分と会社を変えようとあがいたあなたであれば、転職活動のアピールでも、魅力的に映ると思います。

だって、改善するために、あれやこれやと行動を起こした実績があるのですから。

自信を胸に、転職活動に邁進してください。まずは、転職エージェントに相談をして、理想の職場を探してください。