転職活動を進める中で避けて通れないのが、面接。
特に『外資系企業の面接』の場合、日本企業での面接と何が違う?と不安に思っている方もいるでしょう。
その疑問について、日本企業から外資系企業に転職経験がある筆者が解説していきます。
仕事で忙しい中、短期間で転職を成功させたいなら、転職エージェントを上手に活用するのが◎。
転職エージェントは、「面接練習」はもちろん、「企業ごとの傾向と対策」をしてくれるので、合格率がグッと上がります。
希望の企業から内定をもらう勝率を上げる為にも、転職エージェントに登録して、企業ごとのアドバイスを貰いましょう。
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外資系に強く担当者の質がいい
役職より、スキルセット
つい「私はこれまで経理一筋でがんばってきました」「こんな役職についていました」とこれまでの仕事内容や役職、役割を言ってしまいがちです。
しかし、外資系で届くメッセージは、「こういうスキルが合るので、次の仕事でこういう風に活かせます」といった、新しい仕事での活躍風景です。
「チームリーダーでした」と言っても、これはただの役職、役割を伝えただけ。
チームリーダーで何をやったか、どういう能力が身についているか、そして、新しい仕事でどう生かせるか、を伝える様にしましょう。
例えば、
「5人のチームリーダーとして、日々ひとりひとりとコミュニケーションを取って、円滑に進めてきました。次の仕事でも、メンバーのモチベーションを上げながら仕事を進めていけます」
といった具合です。
新しい場所での活躍のイメージが思い浮かばない人は、まずは
「私はこんなことが出来て、こんなスキルがあります」
というスキルセットから書き出してみるのがいいと思います。
それを眺めながら、今後活かせそうな普遍的な能力に置き換える、と、少しは作りやすいのではないでしょうか。
成功体験は、結果より要因
面接などで、これまでの成功体験を語る場面があると思いますが、そこで意識したいことは、なぜ成功までたどり着いたのかの部分。
というのも、成功体験は、成功したこと”そのもの”が大切なのではなく、”自分で考え行動した”結果成功したことが重要だからです。
汎用性や再現性が大事なのです。
達成率120%や優秀賞を取った、といった話は華々しいですが、その結果だけをアピールしてしまいがちなので気を付けましょう。
そこに至る工夫や思考、行動を振り返って、そちらを膨らまして話す様に心掛けて下さいね。
華々しい話でなくても、もっと小さな成功体験でも構いません。
むしろ、お客様との具体的なエピソードなどをお話する方が、面接官から好評価を得られるでしょう。
求める人物像から逆算する
いくらすごい人でも、なかなか100発100中という訳にはいきません。
なぜなら、その会社や役職、そのポジションで求められている人物像が異なるからです。
ですから、それに合わせたアピールが必要になります。
頭がいいとか、機転が利くとか、結果を出せるというのは、通常プラスに働きますが、必ずしもそうでなかったり、プラスに働くとしてもその度合いが会社や求人によってマチマチです。
私が面白いなと思ったのが、著書「売り上げを、減らそう。」で有名な佰食屋では、向上心や行動力に溢れている人は採用しないとありました。
そういう人は新しいアイデアを思いついてやりたがるけれど、この会社は奇抜さや革新よりも、協調性やバランスを求めているからだそう。
アイデアマンや行動力、やる気がある方がいいと思いがちですが、必ずしもそうではないのです。
ほかにも、外資系企業の面接で、日本企業風の”会社への忠誠心”を押し出したアピールをすると、自社に合うか不安になる採用者が出てくるでしょう。
これまでの仕事での取り組みや達成するためにしてきた工夫、自己研鑽してきた業界知識や語学力など、アピール出来ることは、自己PR欄や面接で大いにアピールしたほうがいいです。
しかし、応募する会社や職種によって、求められるポイントを考え、自己PRの切り口を変えましょう。
相手に刺さるポイントについては、自分で研究するのもよいですが、転職エージェント経由での応募であれば、転職エージェントに聞くと、色々と教えてくれます。
それを見越して、どうせ応募するのであれば、転職エージェントを通すのが戦略的です。
数字を交える(定量的な結果を探す)
外資系企業の営業に応募する場合、どういった製品を扱っているか、直販や代理店営業なのかといった営業スタイル、そして、売上実績と達成率は、必ず記載しましょう。
一口に営業といっても、何を売っているか、どう売っているかでもかなり違うからです。
そして、どうしてその結果を出すことが出来たのか(Why)、どうやってその実績を出せたのか(How)を分析して忘れずに盛り込んで下さい。
もしも、達成率が良くない場合は、別の数字で見せ方を考えて下さい。
例えば、全社平均を記載して、達成はしていないけれど健闘している事をアピールしたり、自身の前年度比との伸び率を見せて、工夫した点や努力した点をアピールするのも一つの方法ですね。
目標金額は達成できなかったけれど、契約件数はチーム1位だった、という様に、視点をずらして自分がトップを取った部分を切り取るのも手です。
営業でない場合、どうしても定性的になりがちですが、意識して数字で結果を記載したいですね。
本来、どんな仕事でも数値目標や数値結果があるはずなのですが、公式に目標値がなかったり、仕事によっては自分の仕事には数字の結果なんてないよ、と思う人もいるかもしれません。
が、数字は、探せば絶対あるものですので、考えてみて下さい。
例えば、人事なら担当している人数やその人たちの離職率、採用数は数字です。
法務なら、対応案件数や正確性、処理速度なども数字です。それ以外にも、業務改善を行ったとしたら、その改善効果も数字ですね。
くれぐれも、自分がアピールしたい周辺で数字を探すようにしてくださいね。
アピールに使う数字が見つかった人は、何かしらの比較対象も合わせて見つけて下さい。
というのも、会社によって、こなせる数字や平均値が異なるので、数字単体ではなかなか魅力が伝わりません。
その基準を伝えることで、あなたの凄さがわかるのです。
この作業は、営業の人もやってくださいね。
わかりやすいのは、他の社員との比較です。
例えば、チームでは平均5人を担当するのを、自分は8人対応している、とか、正確性がチームで何位、といった具合に、全社平均値(チーム平均値)や順位を入れるといいでしょう。
それ以外にも、自分の昨年と比べるのも一つの方法です。
昨年は30件対応したけれど、今年は40件対応出来た、その理由は~、といった具合です。
何はともあれ、数字で語ることは、外資企業では、とても重要な習慣です。
端的に伝える
面接などで話をするとき、まず結論から伝える様にしましょう。
そして、その内容を話すときも、端的に話をしてください。
面接では、アピールしたいことがたくさんあって、あれもこれも話したい、これを言わなければ伝わらないかも、と、ついつい、話が長くなってしまいますよね。
しかし、特に外資系企業では、冗長な説明を嫌う傾向にあります。
とはいえ、話したいこと、アピールしたいことはたくさんありますよね。
では、どうすればいいのか?
コツは、自分が話したいキーワードを、たくさん散りばめる!!です。
冗長な説明が嫌いだからといって、説明が不要な訳ではありません。相手もあなたの事を知りたがっているのです。
ただ、採用者側は、あなたの”気になる部分”について知りたいのです。
イメージとしては、ニュースのヘッドライン一覧を見せて、気になるニュースをクリックする感じで、あなたの”ヘッドライン”をしっかり見せる。
ヘッドライン以外まで見せると長くなるので、そこはグッと抑える。です。
ニュースでも読みたくなる見出しでないと読んでも貰えないのと一緒で、聞いてみたくなるキーワードや数値をしっかり混ぜ込んで、端的に伝えられる様に、準備しておきましょう。
まとめ
いかがでしたか。外資系企業で面接する人は、間違いなく参考にして頂きたいですが、外資系企業以外の会社を受ける場合でも、活用出来るポイントだと思います。
面接の結果は、8割準備で決まります!
ぜひ、あなたの魅力を100%、いや150%溢れ出る様に、いい準備をして、面接に臨んでください。
「転職活動は仕事の繁忙期が落ち着いてから」「転職活動は次のボーナスをもらってから」と思っていませんか。
中途採用はいつ求人が出るか分かりません。
しかも、条件のいい求人はすぐに埋まるので速やかに応募する必要があります。
求人を見て応募を見送ることは出来ますが、逃した求人を後で取返すことはできません。
転職活動は少し先と思っても、まずはエージェントへの登録し、希望条件に合う求人が手に入る環境を作っておきましょう。
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すぐの転職でなくても、現状を把握する為まずは話をしてみましょう。。