外資系企業に挑戦してみたいけれど、外資系の人間関係に不安を持っている人もいると思います。
✔︎ 外資系企業の人間関係はどうなの?
✔︎ 外資系企業ってドライと聞くけど本当?
✔︎ 日本企業との違いは?
といった疑問について、現在外資系企業で働く筆者が、解説していきます。
新卒採用と違い、中途採用(転職)はポストが空いたり増員のタイミングにしか募集しません。
しかも企業によっては、特定のエージェントにしか求人情報を出しません。
将来少しでも転職を考えるのであれば、転職エージェントに登録しておくに越したことはありません。
理想的な求人に出会う確率を上げるには、複数の転職エージェントに登録するのが鉄則です。
今すぐ転職活動しないつもりでも、理想的な求人が出てくるかもしれません!
逆に、転職するかの判断は理想的な求人に出会ってから考えるでも遅くありません。
こればかりはタイミングなので、希望に合う好条件求人が出たらすぐに紹介してもらえるよう、今のうちにエージェントに登録を済ませ希望を伝えておきましょう。
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外資系に強く担当者の質がいい
周りを気にせず、仕事だけしていればいい訳ではない
会社の中で、周りのゴマすりや、上下関係、その他自分を取り巻くややこしい人間関係に疲れている人は多いと思います。
「人間関係がドライで実力主義の外資系企業に行けば、こんな人間関係なんか気にせず、コネや建前からも解放されて、仕事に集中出来るのになぁ」と思っている人も多いかもしれません。
しかし、実際のところは、外資系企業は日本企業以上に、周りの人との結びつきやコネ、根回しが必要とも言えます。
日本企業以上に、相手の懐に入って、相手のツボをしっかり押さえる力がないと、生き残るのが大変かもしれません。
具体的な理由を挙げていきます。
いいポジションで生き残る為の生存戦略
日本企業以上にゴマすり?アピールしないと始まらない
外資系企業では、評価もボーナスも昇進も人事権も、基本的に、
ですので、自分の実績を、上司に正しく評価をしてもらわなければ、始まりません。
しかし、
上司から見えていない部分もありますし、
きちんと評価され、ボーナスを貰い、昇進する為には、自分の実績や結果を、
場合によっては、
そうやって、自分の成果を(そして人によっては、他人の成果まで自分の成果のように)上司に認知してもらい、評価を受けれる環境を作っているのです。
外資系企業は、出世するのも上司次第である為、
結果が出ていても生き残れない!? 侮ってはいけない社内政治
サバサバしている印象がある外資系企業。しかし、
上司が人事権を持っているので、どんどん出世する社内政治に強い上司の下で働けるかが、働きやすさや昇進しやすさに影響をしてきたりします。
自分と馬の合う上司に巡り合えるか、がまずは大切ですが、その上司が社内でうまく立ちまわれる人かもよく見ておいた方がいいでしょう。
また、部署やポジション無くなったりする事も日常茶飯事の外資系企業。
いくら目標達成をしていたとしても、何かしらの要因で、ポジションが無くなることもありえます。
日本企業では、新しいポジションを会社が用意してくれますが、
今のポジションが無くなったら、自分で次のポジションを見つけたり、
そんな時、能力のある人や人脈のある人は、周りからすぐに声をかけられます。
次に働くポジションや新しい職場に困ることがないのです。
普段から周りといい関係を作り、
そもそも、部署が無くなりそうだったり雲行きが怪しい段階で情報が入ってく
働きやすさアップの為の仲間戦略
周りの仲間をやる気にさせる
外資系企業では、KPIがはっきりしており、どうすれば自分のKPIを
逆に、自分のKPI以外の事には興味がな
しかし、仕事を進めるには、一人で出来ることに限界はあり、周りに協力をしてもらいたい場面は多くありますが、自分のKPIに関係ないと、なかなか協力してもらえません。
では、どうすればいいのでしょうか。上司や他の人から協力を得ようと思うと、相手のK
・これを協力してくれたら、あなたのこういう評価に繋がります。
・私の提案にあなたの売りたい製品も盛り込むので一緒に提案活動し
・ここで事例を作れたら同業他社に横展開出来るから、
など、相手のKPIや評価を理解し
そうすれば、相手は自然とやる気をだして協力をしてくれるでしょう。
外資系企業では、「周りの人のKPIが何か」というのは常に意識していますし、協業する際、「あなたのKPIは何です
協力体制を作るためのコミュニケーション
先程も書いた様に、外資系企業では、
協業の時には、相手と自分にとって、お互いがwin-winの提示が出来るといいですが、
「自分のKPIに関係なくても、
その為にも、普段から周りとコミニュケーションを取り、
これは外資系企業に限らず、どこで働くとしても重要な意識ではありますが、外資系企業では、
根回し力!会議が始まる前に勝負は決まっている
勝手なイメージでは、日本企業は根回しや個別に話を通さないといけなくて、外資系企業は真っ向勝負で会議で議論して決めるから、根回しはない、と思っている人も多いのではないでしょうか。
確かに、日本企業では、会議ではなかなか議論は活発に行われず、会議の後の意見のやりとりがカギを握っていたりします。
会議後に個別にヒアリングしたり、説明・説得する必要があったりします。
稟議書を片手に、順番に上司を周り、
その点、外資系企業は、会議では忌憚のない議論をして、その場できちんと結論を出し、決めることは決めます。
良くも悪くも、会議で決まってしまい、一度決まると覆すのも大変ですから、会議はとても重要です。
そして、会議の結果は、会議が始まる前にほぼ決まっているといっても過言ではありません。会議で自分が思う流れになるかは、会議前にしっかり握れているかで決まります。
仕事が出来る人は、やろうとしていることに反対されない様に会議の前にきちんと上司や周りの人と握ったり、反対派の人に事前に情報交換をして情報不足による反対を防いだり、相手のメリットを個別にきちんと説明して正しく理解してもらう様に努めます。
会議で自分の望む形に話を進める為にも、
個別にネゴシエーションする根回し力で、日本企業も外資系企業も重要だと分かりましたが、違いがあるとすると、
・日本企業の場合は、会議を起点として会議で出た議題を事後に詰めていくところに根回し力が必要
・外資系企業の場合は、会議を終点として、会議までに議題を詰めていくところに根回しが必要
ということだと思います。
まとめ
人間関係に関して、外資系企業はイメージが先行している部分が多くあると思います。
ですので、「外資系企業は結果だけで周りの人に気を遣わなくてよくなる」「人間関係の悩みから解放される」という幻想を抱いていると、
一方で、人間関係をしっかりと作っていれば、助けてくれる味方もいて、結果に怯えず、
外資系企業での文化を理解しながら、楽しく外資系企業で働いてほしいですね。
外資系企業に転職をチャレンジしようか迷っている人は、これを参考に、ぜひ前向きに飛び込んでいってほしいと思います。
「転職活動は仕事の繁忙期が落ち着いてから」「転職活動は次のボーナスをもらってから」と思っていませんか。
中途採用はいつ求人が出るか分かりません。
しかも、条件のいい求人はすぐに埋まるので速やかに応募する必要があります。
求人を見て応募を見送ることは出来ますが、逃した求人を後で取返すことはできません。
転職活動は少し先と思っても、まずはエージェントへの登録し、希望条件に合う求人が手に入る環境を作っておきましょう。
外資系企業への転職を希望するならJACリクルートメントがおすすめ。筆者も利用しています。
- スタートアップ~大手外資系まで求人が幅広い
- 外資系企業やハイクラスに強い
- 担当者の質がよい
具体的な転職の相談だけでなく「キャリア全体や転職のタイミングの相談などにも丁寧に乗ってもらえる」という口コミもあります。
面談すると、自分のスキルだとどんな求人が紹介してもらえるのか教えてもらうことができます。
すぐの転職でなくても、現状を把握する為まずは話をしてみましょう。。