✔︎ 産休育休から復帰したけど、仕事もうまくいかず子育ても中途半端
✔︎ 産休育休復帰したけど、辛くて辞めたい
✔︎子育てしながら仕事はしんどい
そう感じるワーママに向けて、復職後辛かった経験を持つワーママの筆者が、復帰後の仕事や転職・退職について解説します。

復帰3ヶ月。仕事も育児も中途半端で、続けていく自信がない

現在、29歳。昨年、第一子の娘を出産。
産休育休を経て、娘が8ヶ月の時に職場復帰しました。

ワーママ1年生ですね。仕事内容は、産休前から変わったのですか?

ありがたいことに、産休前3年働いていた部署で同じ仕事に戻ることが出来ました。
しかし、1年も経っていない間に、メインのシステムが変わっていたり、チャットツールや報告の入力の仕方が変わっていたりと、覚えることもたくさんあり、また、定時まででお迎えに行かないといけないので、周りの同僚に迷惑をかけている状況です。

覚えることも多くて、前は上手く出来ていたことも、なんだか上手くいかなくて落ち込みますよね。

かといって、お迎えの後は、家のことと娘の世話で手一杯。
土日は疲れて、どこにも行けません。
せっかくのお休みの日なのに、娘に何もやってあげられず、申し訳無さしかありません。

体がいうことを聞かなかったり、疲れて休日のことまで、考える余裕がないですよね。

そんな仕事も育児も中途半端な自分に対しても、情けなさを感じます。
仕事に対する自信も、子育てをしながらバリバリ働くつもりだった意気込みもどこかに行ってしまいました。

娘は、まだ体調崩すことなく保育園生活を過ごしてくれていますが、今後お休みが発生することを考えると不安しかなく、このまま今の仕事を続けていくべきなのだろうか、少し収入やキャリアを落としても転職をするべきなのかな、と悶々とする日々です。

仕事も育児もプレイベートも上手く行かないと、ツライですよね。
仕事さえ辞めれば、全部上手く行くんじゃないかと思ってしまいがち。
でも、慌てて決めないで!
新しいことを始めたばかり!まだ焦るには早いかも?
杏奈さん、正直な気持ちを教えてくれて、ありがとうございます。
なかなかうまく行かなくて、不安と悔しさと申し訳無さともどかしさ、色々な感情が押し寄せてくる気持ち、すごくよくわかります。
私自身も、復職をした当時、最初の1ヶ月は慣らし運転ということもあり、仕事も楽で上々のスタートを切ったのですが、仕事が本格化しはじめた、3〜4ヶ月は本当にしんどかったのを思い出します。
育児も半年以上やってきて、育休中はなんとなくコツを掴んできたと感じていたし、仕事も、何年もやってきてそれなりに結果を出したり、何を期待されているかも理解して動ける様になってきていました。
不安もありながらも、前向きに復帰したものの、何もかもうまくいかず、落ち込む以外なかったですね。

でも、よく考えてみて下さい。
子育てだって、なんだかんだ、まだ半年や1年程度。
しかも、最初の1,2年の激動の成長を考えると、毎月新しいチャレンジをしている様なものです。
仕事だって何年か経験はしているかもしれませんが、数カ月〜年単位でのブランクがあれば、誰だって、仕事の勘を取り戻すのに時間がかかります。
普段運動もしてないのに、久々にやると筋肉痛になるのと同じです。
いくら、学生時代、めちゃめちゃ部活をやっていても、何年もブランクが空いたら、筋肉痛になるのも、学生時代の様に動けないのも、アタリマエのこと!
しかも、子育ても仕事も、これまではそれぞれなんとかこなしてきたかもしれませんが、子育てと仕事のコンボは初めてです。
1つだけやるのと、2つやるのでは、負荷は全然違います。それを忘れてはいけません。
新しいことをやるには、体力も気力も使います。
そして、最初から、両方を同じペースでやろうとするのは、物理的にムリがあります。
やりくりのノウハウも、スキルです。
最初は、苦しい日々が続くと思いますが、だんだんと、いいやり方、力の抜き方、いい塩梅が身についてきます。
おそらく、殆どのワーママがこの悩みを抱え、半年〜1年ほど苦しみながらも、自分のやり方を見つけ、一皮むけて仕事を自分のものにしています。
つらいのは、成長する場に立ててる証拠です。
まさにレベルアップしている最中なのです。
今は、ツライと思いますが、時が解決してくれる部分もあります。
- あなたは今、大成長のど真ん中にいます。初めてのことだから、うまくいかないのは当たり前。
挑戦の場に立っているだけでも、自分を褒めてあげよう。 - やりくりもスキルのひとつ。今は、周りに迷惑を掛けたり、うまくいかなくてもどかしいかもしれませんが、ここを乗り越えると、すごいスキルを身につけた自分に出会えます。
- うまく出来てないのは自分だけと思ってしまいがちですが、ワーママみんなが通る道。
苦しい時は、今のツラさがずっと続くと思ってしまいがちですが、そんなことはありません。
半年後、1年後、数年後、笑っている自分がいますよ!

とはいえ、ツラい今の状況から抜け出したい
時間薬とは言われても、今のツラい状況をどうにかしたい、と思いますよね。
ここからは、いくつか私自身がやっていた方法をご紹介したいと思います。
期限を勝手に設定する
半年〜1年で慣れてくるとは言われても、ホンマかいな〜と思ってしまいますよね。
半年後に抜け出せているイメージも、そうなる自信も無くて、早いことこの状況からドロップアウトしたくなります。
そんな私は、「○月まで頑張っても辛かったら辞める」と期限を決めました。
今はツラいけどあと3ヶ月頑張るか、とか、目標半分乗り越えられたし残りも頑張ろう、といった具合に、とりあえず目の前だけに集中出来るので、少しは頑張れる気がしました。
また、ツライときは、ツラさなのかメンタルが本当にヤバイのかが区別がつきにくい気がしますが、期限があると「あと2ヶ月ならなんとか病まずに乗り切れそうだな」といった具合に、自分のメンタルのヤバさも冷静に考えられる気がします。

お金・やりがいについて考えてみる
自分には、今の仕事と育児を両立する能力が無いのだと思って、転職や退職が頭によぎっている人も多いと思います。
私自身も、このつらい時期、毎週の様に、求人検索をしていました。
なんか、求人検索をして、そこに転職した自分(&今の環境から抜け出した自分)を想像していると気が楽になるんですよね。結構、ダークな息抜きでした(笑)。
とはいえ、転職や退職を考えるなら、退職・レベルダウン転職をするメリット・デメリットはよく整理しておくべきです。
今は辛くて早く手放したいかもしれませんが、あとで後悔しないかは、よく考えましょう。
というのも、キャリアは一度手放してしまうと、なかなか元いたステージに戻ってくるのが大変だからです!!
特に、
- 収入面
- やりがい
の2つについては、熟考するべきポイントです。
時間的にもスキル的にも、今よりレベルダウンする訳ですから、一般的には収入が大きく下がることになります。
年収が下がるということは、生活水準を下げなければいけなくなります。自分がそれに耐えられるのかどうか。
下げれるとしたらどこまで許容できるのか、は、自分の生活と照らし合わせて冷静に考えましょう。
また、これまでもし仕事にやりがいを感じていた人は、簡単な仕事にすることで、退屈さが募ったり、仕事へのやりがいを感じれなくなってしまうかもしれません。
自分が仕事に何を求めているのか、冷静に考えるようにしましょう。

転職市場を覗いてみる
しっかりと、転職のメリットデメリットが整理できた人も、まだなんとなく現実味がない人も、実際の転職市場がどうなっているのかを覗いてみることで、イメージが具体化すると思います。
収入がどれぐらいになるかの市場調査
私自身も、復帰後つらい時期に、営業職からの転職を考え、事務職に行ったらどれぐらいの年収になるのだろう、と、調べました。
というか、転職エージェントのアドバイザーさんと面談をして、情報を聞きました。
事前に、転職サイトで求人を眺め、なんとなくの年収イメージはありましたが、アドバイザーさんに言われたのは、今の約半分の年収。
キャリアダウンとはいえ、新しい職種になることや、その職種での平均年収からも、それぐらいになると言われ、現実を突きつけられた感じでした(笑)。
今の仕事を手放した時、どれぐらいの収入になるのか、どれぐらい働き方や負担が変わるのか、は、きっちりと現実を見ておくほうがいいですね。
人によっては、ちょっとの年収ダウンで働き方が改善するとか、転職した方がいい人もいると思うので、どちらにせよ、まずは”情報”を手に入れるのが先決です。
私は、リクルートエージェントに相談していましたが、女性の転職に強いパソナキャリアや外資系に強いJACリクルートメントもいいと思います。
転職を念頭に、今何が出来るかを考える
先程も書いたように、○ヶ月してもまだ辛かったら辞める、と決めているので、○ヶ月後に転職する前提で、物事を考えてみましょう。
折角、転職をするのであれば、より良い条件の転職先を見つけたいですよね。
相手も選ぶ権利があるわけですから、より条件のいい人を取りたいのは同じ。
だったら、少しでもそれに近づけばいいのです。
行動に移すまで、あなたにはまだ数ヶ月あります。
まずは、あなたのスキルの整理。そして、それを活かしてなにができるかも整理しましょう。
・自分が活かせると思うこと(スキル、経験、特徴)は何か?
・本当にそれは強みになるのか?
・定量的な(数字で表せる)実績があるか?
・これから何を身につけたら、強みが増すか?
・どういう市場に私のニーズがあるか?
自分の仕事の状況や結果を定量化出来ていなければ、この数カ月間で測ってみたり、定量的な結果が言えるような活動をしてみるのも一つの方法です。
自分の強みに箔をつけれる何かを考えて、そこに特化して活動するのも、いいですね。
あと数カ月、仮にステップダウンするとしても、折角なのでこの機会をフル活用して、次のステップに繋げていきましょう!

強みや改善点をブラッシュアップする
自分の強みやこの数カ月でやることを整理できたら、それを客観的な目で精査してもらいましょう。
転職エージェントには、無料で相談できます。
プロの目から見て、自分が強みと思っていることが、自分が狙う市場・ポジションで本当に強みになるのか。
この数カ月で得ようと思っていると思っていることは、本当にプラスポイントになるのか。
逆に、もっとやるべきことが他にないのか。
相手はプロです。その業界について、その職種について、あなたよりたくさん、そしてリアルな形でご存知です。それを使わない手はありません。
手ぶらで面談することも出来ますが、折角の面談の機会、それではもったいないです。
あなたが考える強みや足りないものを提示することで、それをたたき台にブラッシュアップすることが出来ます。
事前に整理している・していないで、貴重な面談の場で引き出せる情報が格段に変わってくるでしょう。
ぜひ、事前に自分の頭の中を整理・アウトプットした状態で、相談に臨んで下さい。
私は、リクルートエージェントに相談していましたが、女性の転職に強いパソナキャリアや外資系に強いJACリクルートメントもいいと思います。
まとめ
いかがでしたか。産休育休復帰後の慣れるまでの間、真っ只中にいる時は、本当につらいと思います。
体調や体力が本調子でなかったり、ホルモンバランスもまだまだ整っていなかったりする方も居ると思います。
私も、調子がいい日と絶望的に感じる日が入れ替わりで辛かったことを覚えています。
今が頑張りどきではありますが、一方で、気持ちだけでも逃げる場を作ってあげてくださいね。
明けない夜はありません。
数カ月後には、仕事と育児のバランスが取れ、楽しく働いているか、もしくは、意を決して新しい挑戦をしている自分がきっとそこにいるはずです。
ムリは禁物、自分のペースを保ちながら、一緒になんとか前に進んでいきましょう!
最近は働くママ向けの転職エージェントもあります。
例えば、リアルミーキャリアは「育児をしながら働く」ママを支援する転職エージェント。

✔︎ 育児に理解のある企業で働きたい
✔︎ 時短や在宅など柔軟な働き方をしたい
✔︎ 年収も下げたくない
といったことを諦めない転職を可能にしてくれます。
また、普通の転職エージェントではバリバリ働く男性や独身女性に埋もれて苦戦しがち。
ですが、ワーママ向けのエージェントだと周りと同じ条件で戦えるメリットも!
条件の良い企業は、保活同様すぐに埋まってしまいます。
希望に合う求人が出たらすぐに声がかかる状況を作るためにも、エージェントに情報登録を済ませ希望を伝えておきましょう。
フルタイム求人ももちろんあります