選考や面接はサクサク進み最終面接の手応えもあったのに最終面接の結果が全然来ないのはなんで!?と思っている人もしょう。
これは外資系企業では良くあることなんです。
この記事では、外資系企業で最終面接の結果の連絡がなかなか来ない理由ついて、外資系企業への転職経験がある筆者が解説していきます。
選考結果が気になって仕事に身が入らなかったり、ネット検索で無駄に時間を使っていませんか。
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外資系企業は最終面接の結果が来るのが遅いのが基本と心得る
外資系企業に転職した人や転職活動をしている人から良く聞く話として、面接・選考はサクサク進んだという話。
そして、最終面接後の結果がなかなか来なかったという話。
これは、かなりよくある話です。
外資系の場合、人選の決定権は、たいていマネージャーにあり、承認ルートの人数も少ないです。
採用の考え方も、ヘッドカウントが各部署やポジションに割り当てられており、そのポストに当てはまる人を採用するので、日系企業よりはシンプルです。
でも、そこまでサクサク進んだのに、最終決定の連絡がなかなか来ないのは外資系企業ならではの事情もあります。
最終決定の連絡が遅い理由
他に候補者がいる
これは、外資系に限らず、日系企業でもありますが、あなた以外の候補者がいる場合です。
複数いる候補者の面談が終わっていないので決定が出せなかったり、内定者を決めあぐねていて、社内の相談に時間が必要だったりします。
場合によっては、すでに別の候補者に内定が出ているけれど、内定辞退に備えて、キープされている可能性もあるかもしれません。
本国への承認に時間がかかる
多くの場合、日本だけで採用プロセスが完了せず、本国やグローバル組織での承認が必要です。
このプロセスは時差もあり、時間がかかります。いくつかの国を跨ぐ場合もあり、そうすると更に大変です。
例えば、本国アメリカの承認が必要としましょう。
日本からアメリカに午前中に投げても、アメリカは既に夕方、つまり早くても承認は翌日になります。
また、時差に加えて、偉い人はすぐに捕まらないのが普通です。
上手く承認が下りたとしても、その後の手続きが海外の場合もあります。
例えば、バックオフィス機能はインドで手続き、となるかもしれません。
インドは、日本と半日程の時差があります。
つまり、日本から見ると、約半日遅く、始業することになります。
時差に加えて、そもそも日本みたいにサクサクやってくれない。簡単な手続きもすごい時間がかかったり、忘れられてたりもします(笑)。
こういうことを考慮すると、承認手続きが完了するまでにたくさんのタイムロスが生まれてもおかしくないのです。
日本企業であれば、数日〜1週間程度で終わりそうな承認プロセスや社内処理が、余裕で2週間、3週間、1ヶ月とかかったりします。
日本の人事担当者にお願いしてせっついてもらえば、進む可能性はあります。
ヘッドカウントが凍結されている
これも外資ではちょくちょく聞く話になります。
年度頭や採用開始時にはあったはずのヘッドカウントが、どこかのタイミングで凍結されることがあります。
外資は意思決定も早く、軌道修正の為に方針がガラッと変わることがよくありますが、採用に関しても同じく、急に方針や数が変わることがあります。
営業成績や仕事の結果が出ていない場合や業績が悪い場合などが多いです。
特に年度の後半は、その期の結果が求められる時期なので「成績がこんなに悪いのに、人は増やせない」と承認されなかったり、次期の組織変更に向けて新規採用は慎重になる結果、ヘッドカウントが凍結されることがあります。
期が新しくなると組織が固まって凍結が解除されたり、期初は「今期の結果を出すには人が必要です」とプッシュしやすいので、保留にされていた人も採用される、といったケースが見受けられます。
その会社の年度が何月始まりなのかも、確認して意識しておきましょう。
番外編:不採用だが別ポジションの枠に推薦
かなり稀なケースだとは思いますが・・・
今応募しているポジションには不採用だけれど、別ポジションの枠に推薦する為に、不採用の通知をしていない、という場合もあります。
人事が、「この人、別ポジションでなら可能性があるかも」と思って別ポジションの募集が出るまで待っている、というパターンですね。
これは外資らしいなぁと思いますが、外資ではポジションに対して応募するので、このポジションでは不採用だけれども、別のポジションでは採用、があり得ます。
面接や選考プロセスはイチからやり直しだと思いますが、一度興味を持った会社なのですから、別ポジションについて、話を聞いてみるのはアリだと思います。
モヤモヤ回避!エージェントを活用して情報を得よう!
最終決定の連絡がなかなか来ないと、モヤモヤしたり、他に受けている選考の対応に悩んだりしますよね。
1回ぐらいは企業に連絡して確認できても、何度も聞くのははばかられます・・・。
私も自分で応募したときは、1度しか確認出来ず、その後はひたすら待つのみでした。
なかなか結果が来ない企業が第一志望の場合、この結果が来ないことには他の企業への回答が出来ず、困りますよね。
第一希望の企業を諦めて、他に内定が出た企業に行かざるを得なかったり、リスクを負って、他社の内定を蹴って回答を待つ羽目になります。
いつ頃、連絡がもらえそうかわかれば、内定先に「いついつまで回答を待ってください」と交渉することも出来ますが、分からなければ、指をくわえて、待つ他ありません。
せっかくのチャンス、それってめちゃめちゃ勿体ないですよね。
そうならないためにも、転職エージェントを挟んで選考を進めるべきです。
転職エージェントは、面接対策など合格率アップのサポートはもちろんのこと、企業とのやりとりを全て担ってくれる点が一番のポイントです。
直接聞きづらいことも、代わりに確認をしてくれるので、それをフル活用するべきです。
選考結果が来ない場合も、自分以外に選考者がいるのか、承認の問題なのかを確認したり、結果が来るとすればいつ頃になるのか、承認の進捗がどうなのか、など、転職エージェントからであれば、失礼なく情報を確認出来るでしょう。
今、この記事を読んでいる方の大半は、すでに自分で応募して最終面接まで行かれた方だと思いますが、今後、外資系企業への転職活動を続けていかれるのであれば、今後こういったことでモヤモヤ無駄な時間を過ごさず、建設的なことに時間を使えるように、ぜひ、転職エージェントを活用して、転職活動をしてみてください。
まとめ:最終面接の結果が遅いなら期待せずに転職活動を継続しよう
いかがでしたか。
最終面接の結果が来ないともやもやする毎日を送ることになりますよね。
最終面接までいって、気持ちは転職後のイメージばかり膨らんでしまいがちですが、そこで転職活動を辞めて、時間を無駄にしてしまうことのないようにしてくださいね。
転職活動は情報戦でもあります。使えるリソースは上手につかってよい転職活動をしてください!
「転職活動は仕事の繁忙期が落ち着いてから」「転職活動は次のボーナスをもらってから」と思っていませんか。
中途採用はいつ求人が出るか分かりません。
しかも、条件のいい求人はすぐに埋まるので速やかに応募する必要があります。
求人を見て応募を見送ることは出来ますが、逃した求人を後で取返すことはできません。
転職活動は少し先と思っても、まずはエージェントへの登録し、希望条件に合う求人が手に入る環境を作っておきましょう。
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すぐの転職でなくても、現状を把握する為まずは話をしてみましょう。。