✔︎ 3歳の壁ってどういう問題があるの?
✔︎ 3歳の壁の為にどういう対策をしておけばよい?
✔︎ 3歳までの時短問題・保活はどうすれば良い?
という疑問について、フルタイムと育児の両立に奮闘中のワーママ筆者が解説していきます。
3歳の壁で来年から働けるか悩む雅子さんと千恵さん
大変な保活も乗り越え、無事フルタイムで復帰して2年ちょっと。
仕事の感覚もやっと取り戻し、仕事に育児にと毎日忙しく奮闘しています。
ただ、今通っている保育園が、小規模保育園。
「3歳の壁」が近づいてきて、気が気ではありません。
やっと仕事復帰して、仕事も波に乗ってくるこのタイミングで、また保活と思うと気が遠くなりますよね
育休中の保活とはまた違う大変さもあって・・・。
また、保育園・こども園・幼稚園と選択肢があるからこそ、迷いもあり、悩何がベストなのか悩んでいます。
私は、育休後から時短に切り替えて仕事復帰しました。
私も小規模保育園に預けているので、3歳の壁にぶち当たっています。
私の場合、3歳からフルタイムに切り替えるか、時短を継続するか悩んでいます。
気持ちとしては時短を継続したいけれど、そうすると保活の点数も低く、保育園に入るのが難しそうで・・・。
選択肢の多さは魅力であり、悩みですよね。
また、3歳の保活は、思った以上に枠が狭く、点数の小さな差が運命を分けるので、悩みますね。
まずは、状況を正しく把握することが大切。通称「3歳の壁」の問題点とどうすれば良いかについて、みていきましょう。
3歳の壁とは?
ワーママ界隈では、様々な「○○の壁」が存在しています。
子育てをしながら仕事を続けるにあたって障壁になるタイミングを「○○の壁」と表現するのです。
3歳の壁とは、小規模保育園に預けて復帰したワーママが、再び保活をしなければならないことを指します。
場合によっては、3歳まで育休を取れるママが保活に苦労する事を含む場合があります。
つまり、3歳の壁は、全てのワーママがぶつかる訳ではありません。
ただ、3歳の壁は、育休中の保活とは違い、育休延長という秘伝カードが無いため、保育園に落ちた場合、退職に追い込まれる事態が考えられるので、保活よりシビアといえます。
また、仮に預け先が見つかっても、家から遠い園になると仕事と両立が難しく、時短やパートに切り替えざるを得なくなる人もいます。
何より、保活と違って見えにくい問題なので、夫や会社に問題を認識しておらず、協力を得られずらいのも、ワーママを苦しめる要因の一つといえます。
3歳児を預けるのは大変!?待機児童や入園希望者の裏事情
小規模保育園を増やしたことで、3歳児で保育園に転園したい人が多い
3歳の壁が生まれた背景として、待機児童対策に小規模保育園を増やした事が挙げられます。
小規模保育園とは、2015年に施行された「子ども・子育て支援新制度」によって、待機児童問題解消を目的に新たに認可された保育園です。
小規模とある様に、定員は6名〜19名と小さく、また0〜2歳が対象となります。
小規模保育園は、施設のスペースや園庭が小さくても良いなど、認可のハードルが低く、どんどん増えています。
しかし、2歳までしか預けられないので、3歳以降は、預かってくれる転園先を探す必要が出てきます。
こうして、小規模保育園が増えるに従って、0歳1歳の待機児童問題は解消されていますが、それに合わせて3歳で保活する人数が増え、3歳の壁がどんどん高くなっていく構図になっています。
また、小規模保育園はスペースがなくても開設できる為、駅前や駅近のビルのワンフロアで提供されている保育園も多いです。
一方、普通の保育園はスペースも必要なので、駅前に作ることはハードルが高く、豊富にある訳ではありません。
その為、「駅に近い保育園はかなりの激戦でほぼ望みなし」「小規模保育園時代は駅前でアクセスが良かったのに、転園先はどこも駅から遠くてこれまで以上に時間的に厳しい」という事が起こるのです。
保育士あたりの児童数は増えるが、必ずしも枠が増える訳ではない
保育園では、保育士一人当たりの児童数が決まっています。
要は、何人子どもがいたら、保育士(職員)を何人付けなければいけない、というのが国や自治体によって、決められていますよ、ということです。
保育施設を運営する上で満たさなければならない基準のひとつですので、各保育園でこの人数またはそれ以上の職員を配置しています。
この人数は、子どもの年齢(学年)によって異なります。
国で定められている基準でいうと、具体的には、0歳児は子ども3人に対し保育士1人、1-2歳児は子ども6人に対し保育士1人、3歳児は子ども20人に対し保育士1人、という具合です。
そうやって聞くと、3歳児以降は1人の保育士あたりの人数がグッと増えるから、保育園にも入りやすいのかな!と思ってしまいますが、そうでは無いのが現実です。
主な募集は0歳1歳飲み、そこからの持ち上がりで定員は増えないことがほとんどで、その人数に対して先生の数が調整される形になっています。
募集をするとしても、数名程度と思っておいた方が良さそうです。
3歳まで育休を取れる会社もあり、新しく入園希望の子供もいる
育児・介護休業法では、原則として子どもが1歳になるまでの間、育児休業を取得する事ができるとしています。
その間、会社から給料が出ない代わりに、雇用保険から手当をもらう事ができます。
そういった背景もあり、0歳または1歳で子どもを保育園に預け、仕事復帰をするのが一般的です。
しかし、会社によっては、育児・介護休業法で定めているより長い3歳までの育児休業を認めている会社もあります。
女性に働きやすい会社を目指して、3歳まで育休を取れる制度を設ける会社も増えています。
その為、子どもが3歳のタイミングで仕事復帰する人も増えており、その子達も保活をする為、小規模保育園出身者以外にも、保育園入園希望者が出てきます。
幼児教育・保育の無償化により、仕事復帰を考える人もいる
幼児教育・保育の無償化とは、2019年10月からスタートした新制度です。これは、3〜5歳の子どもを対象に、保育園や幼稚園の月々の利用料(保育料)を無償化する制度です(上限あり)。
これまで、パートに出ても大半が保育園の利用料に消えるので辞めておこう、と思っていた人も、保育園が無償であれば仕事をしよう、となり、仕事を再開することを考える人も増えています。
また、幼稚園の時間だけパートをと考えていた人も、保育料が無償であれば保育園を利用して長く働く様に変える人も増えています。
その結果、この無償化が始まってから、待機児童数が増加した市町村もあります。無償化の対象が3歳からの為、3歳から保活をする人も多く、3歳の壁を助長する形となってしまっているのです。
金銭的にとてもありがたい制度である反面、取り巻く環境が対応しきれず、待機児童問題や3歳の壁が悪化して、ママを悩ませる原因にもなっていて、難しさを感じます。
とはいえ待機児童数は減少傾向
預け先を探すのが大変である理由をお伝えしてきましたが、とはいっても、待機児童は減少しています。
厚生労働省のレポートを見てみると、2021年4月の待機児童数は、5,634人で、前年と比べると6,805人減っています。待機児童数は昨年の約半分です。
2017年から比べると約5分の1にまで減っています。また、調査開始以来、3年連続で減少しており、8割越の市町村で待機児童が解消されています。
もう少し具体的に見てみると、例えば東京都での3歳児の待機児童は、2015年には420人いましたが、2020年にはなんと65人にまで減少しています。
新型コロナウイルスにより、希望者の数が思ったほど増えなかったことも理由の一因ではありますが、大きな要因としては、保育の受け皿を増やしていることが挙げられます。
自治体調査によると、受け皿の拡充は毎年右肩上がりで増えています。
また、令和3年にスタートした「新子育て安心プラン」に基づき、待機児童解消のための取組を進めていく予定となっています。
こういった形で、国や自治体が取り組みを進め、待機児童解消に向けて施策を実行してくれているのは、ワーママとしてはありがたく、安心材料になりますね。
3歳からの預け先の選択肢とメリット・デメリット
3歳以降の預け先はいくつかの選択肢があります。
どういった選択肢があるのか、それぞれのメリットデメリットは何かを見ていきましょう。
認可保育園
一番最初に考える選択肢が、認可保育園になるかと思います。
保育園は、就労などのため家庭で保育のできない保護者に代わって保育する施設ですが、その中でも、認可保育園は、国が定めたさまざまな設置基準をすべてクリアし、都道府県知事に認可されている保育園を指します。
共働き世帯や親族の介護など、家庭で保育ができない保護者の場合、利用する事ができます。管轄は、厚生労働省です。
メリット:
・利用時間が長い
朝7時〜18時まで預かってくれる園が多く、また延長保育で18時以降も預けることができる園も多いです。
・長時間保育が前提のカリキュラム
保育園は、8時間保育が基本。夕方まで預かるのが前提で1日のスケジュールが組まれています。
「健やかな保育」を目的としているので、栄養バランスの取れた給食やおやつ、お昼寝もあリ、長時間の保育でも、子どもの生活リズムに沿った保育が受けられます。
・長期休みがなく、1年を通して預ける事ができる
保育園は、通常、年末年始の休みはあるもののそれ以外の長期休暇は基本ありません。
子どもの長期休暇の為に仕事の休みを調整したり、預け先に悩まなくていいのは助かります。
デメリット:
・入園の選考が自治体ごと&点数式
入園の選考は、自治体ごとに行われ、家庭状況をポイント化した「点数」によって行われます。
人気の園には点数が高くないと入る事ができません。
希望する園には入れず、家から遠い園や希望順位の低い園に決まってしまうこともあります。
認定こども園
認定こども園は、2006年にスタートした制度で、幼稚園と保育園の両方の良さを併せ持ち、教育・保育を一体的におこなう施設です。
就学前の子どもに関する教育、保育等の総合的な提供の推進に関する法律に基づき、内閣府の管轄になります。
ひとくちにこども園といっても、幼保連携型、幼稚園型、保育所型、地方裁量型があり、それぞれ特徴があります。
共働き世帯が増え、幼稚園に通う子どもが減っていることもあり、幼稚園がこども園に形を変えて認定されていることも多いです。
通うこどもは、幼稚園として日中のみ教育を受ける子ども(1号認定)と、保育園の様に8時間保育を受ける子ども(2号認定)が混在して生活をする形になります。
メリット:
・幼稚園と保育園のいいところどり
こども園は、幼稚園と保育園のいいところどりができるといえます。
先生も保育教諭(幼稚園教諭・保育士)の資格を持っています。
幼稚園教諭は教育を重視した内容、保育士は怪我をしないことなど生活を重視した内容になっているので、教育と保育、両方の知識を勉強しているのは嬉しいですね。
・長期休暇中も継続して預けられる
こども園では、春休みや夏休み、冬休みがありますが、2号認定を受けていると、その期間でも継続して預ける事が出来ます。
働いている親としては、休み中の預け先を考慮しなくてもいいのは、とても助かりますね。
・親の働き方が変わっても転園しなくて良い
親の働き方が変わったり、育休や休職など、2号認定を受けれなくなっても、1号としてこども園に通園し続ける事が出来ます。
親の都合で子どもを転園させてなくてもいいのはいいですね。
デメリット:
・幼稚園利用の子どもと夕方まで利用の子どもが混在する(1号2号が混じっている)
朝から昼過ぎまでは、1号の子どもも2号の子どもも一緒に教育を受け、1号の子どもの降園以降は、2号の子どものみの保育となります。
両方に配慮したスケジュールが組まれるため、1日を通して充実した保育内容が考えられているかはよく確認したいところ。
また、仲の良いお友達が早く帰ってしまって寂しがったり、「◯◯ちゃんは14時で帰るのに私はなんで夕方までお迎えが来ないの?」という質問攻めにあうことも想定されます。
・制服など、保育費以外の費用が保育園よりかかる場合がある
保育園は私服が一般的ですが、こども園では制服を購入する必要があることも。
夏冬の制服、運動着、スモッグ、カバン、帽子など、一式揃えると結構な費用がかかります。
認可外保育園
保育園のうち、市町村の認可を受けてない保育園を認可外保育園と呼びます。
認可外であるのは、国が定める最低基準を満たさないといった理由の他に、休日・夜間保育等、保護者の様々なニーズに対応するために意図的に認可を受けていない施設もあります。
メリット:
・保育を必要とする理由がなくても預ける事ができる
認可保育園では、保育の必要性を認定してもらわないと入園できません。
しかし、認可外保育であれば認定が不要なので、働いていない間も預ける事が出来ます。
つまり、育休中や就職活動中(仕事が決まる前)などでも預ける事が出来ますし、認定が降りない短時間勤務などでも預ける事が出来ます。
・認可保育園では提供出来ない、様々なニーズに対応している保育園もある
休日や夜間保育があったり、英語で保育する保育園など、認可保育園にはないサービスを提供している保育園も多くあります。
・園に直接申し込むので、好きな園を選べる
認可保育園は自治体ごとに選考がある為、希望の園に入れず、第◯希望の園に決まってしまった・・・という話はよく聞きます。
一方、認可外保育園は園ごとに選考があるので、親が自由に入園先を選ぶ事が出来ます。
デメリット:
・費用が高い
国や自治体から補助を受けていないため、利用料(保育料)が認可保育園より高くなります。
保育無償化の対象になりますが、それで満額賄えず、自己負担がどうしても発生してしまうでしょう。
・園庭が狭い保育園が多い
都心の認可外保育園は、園庭のスペースが確保できず、国の基準を満たせない園も多いです。
そういった保育園の場合、近くの公園にお散歩に行くなど工夫をしていると思いますが、すぐに遊べる広い庭を持っている認可保育園や幼稚園が魅力的に見えてしまう人もいると思います。
幼稚園+延長保育
幼稚園は、小学校入学前の「学習」を行うところで、学校教育法による教育施設です。
文部科学省の管轄になります。
基本となる教育時間は4時間ですが、最近は、幼稚園でも延長保育を提供している園が増えています。
その為、幼稚園と延長保育で仕事を続ける親御さんもいらっしゃいます。
メリット
・3歳の枠が多い
幼稚園は基本的に3歳からスタートなので、3歳での募集枠が多く、入りやすいです。
・園庭がある
幼稚園は、運動場の設置が必須です。
3歳以上になると体力もつき、走り回りたい年頃ですので、運動場があり、のびのび活動できるのはいいですよね。
・送迎バスがある
送迎バスを提供している幼稚園も多く、少し遠い幼稚園でも通わせやすいです。
但し、ルートや時間に融通がきかないことも多いので事前によく確認をしておく必要があります。
デメリット:
・長期休みがある、延長保育がダメな日がある
夏休みなどの長期休みは、保育が提供されなかったり、別途費用が掛かる場合があります。
また、学期中でも、先生の研修や行事の都合で延長保育が提供されない日もあり、仕事の調整が必要だという声も聞いたりします。
・行事や保護者会なども平日が中心
行事ごとが平日に設定されている事が多く、働きながら対応するのは大変でしょう。
また、保育園に比べて、親が参加しなければならない行事や対応しなければならないことが多く、幼稚園に割く時間を多く確保しなければならないことも想定しておきましょう。
・お弁当が必要な園もある
保育園は基本給食が出ますが、幼稚園の場合、園に委ねられています。
お弁当を持参しなければいけない園もあれば、給食が提供される場合も、園内で作った給食ではなく、仕出しのお弁当が提供される場合もあります。
・延長保育のカリキュラムが充実していないことも
延長保育は、単に預かってくれるだけ、という園も残念ながらあります。幼稚園がメインであり、延長保育はおまけの位置付けですね。
その為、延長保育はテレビを見せたり、ジャンキーなおやつを提供する園もあります。
また、保育園の様にお昼寝がないことも多いので、子どもの体力や健やかな成長を考慮している延長保育が提供されているかは、事前によく確認する必要がありそうです。
3歳の壁を乗り越えるためにやっておきたいこと
早めにリサーチ&園の見学
何はともあれ、情報収集が欠かせません。
自分の立ち位置を把握することで、正しく作戦を立てる事が出来ます!
まずはあなたが置かれた状況をリサーチしましょう。
・3歳の希望者数や待機児童数など、どれぐらいの激戦具合なのか
・あなたの点数は何点なのか、何点あれば希望の園に入れるのか
・出願のタイミングや選考結果がわかる時期、二次選考の方法
などについて調べます。
役所の子ども課(市町村によって名称が異なります)にいくと、この辺りの情報を詳しく教えてくれます。
私も保活の際に聞きに行ったのですが、
・点数の数え方や自分の点数が何点になるのか
・希望する保育園の昨年度の最低点数
・入りやすい保育園やこども園情報
・一次先行で落ちた場合の対応
などを教えてもらうことが出来ました。(市町村や担当者によってどこまで丁寧に教えてくれるかは変わりますので悪しからず・・・)
また、最近は待機児童対策が一気に進んで、数年で大きく状況が変わっている市町村もあります。
例えば、世田谷区は、待機児童数ワースト1だったのが、この数年で一気に改善し、待機児童ゼロになっています。
周りのママ達の情報(生の声)も大切ですが、あくまで過去の話ですので、今年・来年がどういう状況なのかをしっかりキャッチする様に気をつけましょう。
働き方について考える・方針を決める
希望通り物事が進めばいいですが、なかなか思うように行かないのが現実です。
その時に、何を優先するのか、を自分の中で、そして夫婦の中ではっきりとさせておくと、後悔することも少なくなります。
大きな分岐点で言うと、
・何があってもフルタイムで頑張りたいのか
・無理があるなら時短勤務や転職を考えるのか
先ほども挙げたように、預け先の種類は多く、それぞれの方針によって、ベストな選択肢が変わってきます。
例えばフルタイムで頑張るつもりであれば、認可保育園以外に、多少お金はかかっても認可外保育園もありでしょう。
逆に、時短勤務や転職も視野に入れるなら、多少遠い保育園やこども園、幼稚園も候補に入れる事ができ、選択肢が広がります。
方針が自分の中で定まっていないと、いざ希望の保育園に入れなかった場合、慌てて判断を間違えてしまったり、どの選択肢をしてもあとから後悔しがちなので、軽視せず方針をしっかり整理して欲しいと思います。
園の見学
園の見学は必ず行きましょう。
働きながらの保活が大変であることは重々承知ですが、パンフレットやホームページには乗っていない生の空気感は、見学でしか得られません。
他のママ友が「ここはいい」「ここは悪い」と言っていても、あなたやあなたの子どもにとって同じ感覚を持つとは限りません。
入園してから違った!と思わない為にも、なんとか時間を捻出して訪問しましょう。
確認したいポイントとしては
・保育時間(朝・延長)とかかる費用
・家からの距離、園から駅までの距離
・1日のスケジュール(お散歩の頻度、お昼寝の有無)
・子ども達の様子、先生の様子
・持ち物(お弁当の有無)
・バス利用の有無やルート、ピックアップの時間
・保護者参加行事
・出願方法や選考について
などが挙げられます。
幼稚園や認可外保育園の併願
認可保育園は、自治体の選考になる為、まとめて出願することになります。
各市町村によって、点数や決まり方が違うので、役所などで確認をしてください。
一方、幼稚園(こども園)や認可外保育園は、各園での選考になり、直接園へ申し込むことになります。
認可保育園と同じタイミング、もしくはそれより早く申し込む必要がありますので、期限に間に合わなかったとならない様、いつまでに申し込む必要があるかよく確認しましょう。
認可保育園に出願しても、幼稚園(こども園)・認可外保育園は併願することが可能です。
但し、幼稚園や認可外保育園は、受かると入学金を支払う必要がある場合が多いです。
認可保育園と併願した場合、認可保育園よりも先に合格通知と入学金支払いが来てしまう可能性が高いので、時期を考慮に入れておく必要があります。
入学金は一度しか発生しないので、仕事を続けるための保険として仕方ないと割り切ることも大切かもしれませんね。
おまけ:働き方を見直す
3年後にやってくる小1の壁
保活を乗り越え、3歳の壁を乗り越えても、数年後には小1の壁がやってきます。
それに向けて、働き方を早めに見直す選択肢もありかもしれません。
小1の壁とは、小学校に入学すると多くの場合、小学校+学童になりますが、保育園の様に朝早くから夜遅くまで預かってもらえず、朝の時間や迎えが問題になることです。
特に1年生1学期は、学校の時間も短く、また、大きな環境の変化で子どもも不安定になりやすい時期です。
子どものケアにも時間が取られ、働くママには負担が大きくなります。
その為、小1を機に時短の仕事やパートに切り替える方も増えます。
小1で子どもの環境が変化するタイミングに、ママの環境も変化させると負担が大きくなるので、早めに働き方を見直すのも選択肢としてありかと思います。
ワーママの増加や新型コロナウイルスの後押しもあり、在宅ワーク可やフレックス勤務、時差出勤を取り入れている会社が増えています。
通勤がないことやフレックスで調整をしやすい働き方は、ワーママの大きな味方です。
そういった会社に興味があるなら、転職エージェントを上手く活用しましょう。
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まとめ
いかがでしたか。待機児童問題が少しづつ解消されているので、3歳の壁も少しづつ解消には向かっています。
とはいえ、転園先が決まるまでは気が気ではないと思います。
心理的にも、時間&体力的にも、大変ではありますが、自分のキャリアや働き方を見直すいいチャンスだと捉えて、前向きに頑張って欲しいと思います。
キャリアや働き方については、自分の希望をしっかり整理すると共に、自分のスキルやこれまでのキャリアだと今後どういう選択肢があり、どれぐらいの年収になるのかという情報は知っておいて損はありません。
これも、ちょうど良い機会です。転職エージェントや転職サイトの登録や利用にお金はかからないので、それらをうまく活用して、自分の立ち位置を把握し、今後、他の働き方や他の仕事を考えた時にすぐに行動できる様、情報を集めておくと◎です。
ワーママでも諦めない!あなたのキャリアと子育て生活が明るいものとなりますように。
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